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漁撈伝承(ぎょろうでんしょう) (ものと人間の文化史 109)

漁撈伝承(ぎょろうでんしょう) (ものと人間の文化史 109)

漁撈伝承(ぎょろうでんしょう) (ものと人間の文化史 109)

作家
川島秀一
出版社
法政大学出版局
発売日
2003-01-01
ISBN
9784588210914
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漁撈伝承(ぎょろうでんしょう) (ものと人間の文化史 109) / 感想・レビュー

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各地の漁村をまわり、漁師から地道に聞き取り続けたフィールドワーク。おなじみえびす様にブラタモリでも取り上げられていた失せもの絵馬、船幽霊にオオオ…ってなったのが千葉の漁師は冬でも全裸で男性器にわらしべを結びつけ、そうすれば性器も見えることがないという暗黙の了解があったというやつ。千葉はまだあったかいかもしれないけど、寄港地の気仙沼で冬に全裸じゃ寒いっしょ…。

2019/09/01

Arisaku_0225

非常に面白かった。あとがきにあるように、漁撈民(本書ではあえて「漁師」と表記されている)の「荒々しさ」の影に潜む「繊細さ」がわかる。漁の吉兆や、航海の安全を祈願するための様々な願掛けやタブー、そしてユニークな儀式などを行い祈願する。ど現代の科学的な目線で見たら荒唐無稽なものも数多いし、凝った連想ゲームの様相のものもあるが、それだけ漁師が神経をとがらせていた証左でもある。現在、船は人力から発動機になり、そしてAIの実戦投入さえも行われようとしている。このような文化伝承は消えていくのかなとふと淋しくやった。

2024/07/10

takao

ふむ

2022/11/02

めぐみ

知らなかったことが色々書いてあって面白かった!カシキについての話が特に興味深かった。

2013/09/09

Hideki Ando

全国の浜をめぐり、数々の伝承を集めた労作。特に失せもの絵馬などは新たな知見であった。

2010/01/08

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