観光学事始め―「脱観光的」観光のススメ
観光学事始め―「脱観光的」観光のススメ / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
です・ます体で書かれている。観光の究極の奥義:そのまちにくらす人たちがいかにこころ豊かでありえるか(ⅲ頁)。本当の意味でのローカルな良さとは、内発的で自律的な意志なくしては持ちえない(10頁)。観光の背後には怒りもあれば哀しみもある(13頁)。時代的文脈に即して観光概念も変容することを井口教授は教えている気がした。古池嘉和教授によると、熟練の技は、身体化された文化資本といえる(97頁)。創造性を発揮するためには、質の高い消費者と、欲求に応える生産者がせめぎあうことが必要(101頁)。
2015/12/27
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