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車のいろは空のいろ (ポプラ社文庫 日本の名作文庫 J- 3)

車のいろは空のいろ (ポプラ社文庫 日本の名作文庫 J- 3)

車のいろは空のいろ (ポプラ社文庫 日本の名作文庫 J- 3)

作家
あまんきみこ
北田 卓史
出版社
ポプラ社
発売日
1977-05-01
ISBN
9784591008706
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車のいろは空のいろ (ポプラ社文庫 日本の名作文庫 J- 3) / 感想・レビュー

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ままこ

あまんさんの童話は、不思議でほのぼのとしたお話の中に深く切ないお話も入っている。子供は素直な感性で何か感じると思うし大人はまた違う視点で深く感じる事が出来る。「すずかけ通り三丁目」母親の悲しみが切なく戦争の悲惨が伝わる。「くまのしんし」で歌っていた《人の世界にくまがすむ くまの世界に ひとがすむ…》物哀しい歌詞が心に残る。「ねこんしょうがつ騒動記」うちの猫にはちゃんと猫にも正月があるという事を伝えておこう。『活版印刷三日月堂 海からの手紙』を読んで『車のいろは…』を読もうと思ったが期待通りの名作だった。

2017/08/13

ひ  ほ@新潮部

「活版印刷三日月堂」の2巻で朗読する場面があって懐かしく読了。教科書にも載っていた「白いぼうし」が一番好きです。昔子供たちが音読していたことを思い出し夏みかんのような甘酸っぱさを感じました。

2017/04/05

anne@灯れ松明の火

(購入本)「活版印刷三日月堂」シリーズを再読し始めた。2巻を読みかけて、「今度こそ、これを先に読まなくちゃ!」 1話目の「ちょうちょうの朗読会」の素材となっているのがこちらなのだ。私も大好きな作品で、大学の放送部の夏合宿の練習課題に「白いぼうし」を持って行ったのが懐かしい。松井さんの空色のタクシーには、不思議なお客さんが乗ってくる。人間に化けた動物、昆虫、人形、若返ったおばあさん……。くすっと笑わせたり、ほっこりさせたり、戦争の哀しさを伝えたり……。あまん作品は本当に素晴らしい。北田卓史さんの挿絵もいい。

2020/04/28

T. みぃた

『活版印刷三日月堂 海から手紙』の「ちょうちょうの朗読会」で読まれた本。少しだけ私も声に出して読んでみた。誰も聞いていないのに恥ずかしい……。松井さんの空色のタクシーに乗ったら、一緒に不思議な体験ができそう!会えなくなってしまった人にも、いつか逢いにいけるかも。

2017/03/10

kitten

図書館本。活版印刷三日月堂で出てきた童話集。気になったので借りてみた。なるほど、これは確かに朗読会で聞いてみたいなぁ。「白いぼうし」は、子どもの音読で聞いた覚えがある。「まよなかのお客さん」に出てくる歌が、美しい日本語だなと感じた。一番面白かったのは、「ねこんしょうがつ騒動記」あまんさんの実話じゃないかと疑ってしまう。最初に発表されたのが50年以上前。その時代の空気を味わいながら、少し不思議な童話の世界を堪能できた。

2020/06/07

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