清兵衛と瓢箪 (ポプラ社文庫)
清兵衛と瓢箪 (ポプラ社文庫) / 感想・レビュー
本間
幼い頃から、完全なおばあちゃん子でした。夏、宝物に見えた蝉の抜け殻を大量に集めて家に持ち帰っては、馬糞よりも劣る物として母親に後頭部をひっぱたかれつつ捨てられる様な私に、祖母がこの本を読んでくれました。ストーリー自体は、特に何て事無いのですが、祖母が言いたかったと思う事が理解出来る位の年齢になった時には、もう祖母は居ませんでした。優しかった祖母の温かさも織り込まれている気がして、ずっと大切な宝物の本です。
感想・レビューをもっと見る