花のズッコケ児童会長 (ポプラ社文庫 A 216)
花のズッコケ児童会長 (ポプラ社文庫 A 216) / 感想・レビュー
mitei
ズッコケ三人組で政治的な話をざっくりと知ることが出来る面白い話で良かった。ハチベェが頑張ったなぁ。
2010/01/27
nbhd
吉野源三郎「君たちはどう生きるか」以前に、この本からなんとなく『倫理』というものを植えつけられた気がして、20年くらいぶりの再読。ハカセはなかなか良いことを言う「つまり、モーちゃんは、児童会長になるひとは、勉強のできるひともできないひとも、力の強いひと弱いひとも、みんなの気持ちがわかるひとがいいって、いってるんだと思うんだ。これは、ようするに、民主主義の問題だと思うよ。」
2015/02/09
うー(また遅くなります)
喧嘩の天才児、喧嘩のノーベル賞候補を自負するハチベエが木っ端微塵にやられてしまった。相手は柔道場に通っている津久田くん。彼が強さと正義を振りかざし児童会長に立候補していると知ったハチベエは、当選を阻止しようと奮闘。。校内の選挙活動、懐かしいなぁ。子ども時代に選挙を知ることができるって良い。皆本章くんの応援演説「児童会長にはいろんな人の気持ちをわかる人がいい」「勉強のできない人の悲しみをわかってくれる人がいい」にジーン。
2021/08/08
茶器
再読。ハチベエが児童会長選に立候補する話。選挙の仕組みはもちろんのこと「民主主義とは何か」を教えてくれる。皆本君に感情移入して読んでしまいました。巻末の解説の通り、彼はこの物語のもうひとりの主人公なのでしよう。大人になって読むと最後にさらっと出てきた沢井くんも本質的な事を語っていてすごいと思いました。ズッコケは3人とも、思いやりがあって勇気ある優しい子たちだけれど、とりわけモーちゃんが好きでした。
2021/07/29
林檎の葉
選挙の結果が秀逸だった。ご都合ハッピーエンドでもなく、ハチベエにとって苦い思い出にもしない。▼本来なら弱者の気持ちに歩み寄る姿勢を見せる人間が人々を代表すべきところを、文武両道の優等生、だけど弱者の気持ちに歩み寄るつもりがまるでない、クラス内カーストの上位にいる一部のエリートが懐柔しようとしている状況がまさに現実の政治なのでは? などと、現実の政治の深淵を覗いた気分だ。詳しい感想 https://ringonoha.hatenablog.com/entry/2021/01/16/153931
2021/01/16
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