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ズッコケ文化祭事件 (ポプラ社文庫 A 246)

ズッコケ文化祭事件 (ポプラ社文庫 A 246)

ズッコケ文化祭事件 (ポプラ社文庫 A 246)

作家
那須正幹
前川かずお
出版社
ポプラ社
発売日
1991-07-01
ISBN
9784591038857
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ズッコケ文化祭事件 (ポプラ社文庫 A 246) / 感想・レビュー

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いわし

敬愛なる辻村深月が『ネオカル日和』で「私の「今」を支える本」と評していたため購入。ズッコケシリーズは子供の頃通らなかったので初読み。いやはや宅和先生は素晴らしい。作家先生にせっかく書いてもらった台本を子供が書き直すなんてダメだよと思ってしまったのだけれど、僕の方こそ頭の中に理想の子供を描いて接しようとするダメな大人になっちゃったんだな、と反省。児童書だと思ってさらっと読むつもりだったけどメタ構造のオチにも驚き。それにしてもなんでハチベイはあんなにヘッチャラなのか。

2020/07/31

qwer0987

子供の頃読んだ時は微妙だと思ったけど、ふしぎと本書は今でも記憶に残る作品だった。大人になり再読してみたが、かなり面白い内容にびっくりする。特にこの歳になって気づくのは、子供らの意見に口をはさまず辛抱強く見守る宅和先生の教育者としての姿勢と、新谷先生の屈折した心理だ。特に宅和先生が子供たちの後始末をしていく様はいじましく素晴らしい。子供視点で見ても自分たちで劇をつくり上げる過程はワクワクするし、地味な題材なのに盛り上がるように構成されたプロットは素直に感心する。大人だからこそ心に響く児童文学の名作だ 

2023/04/03

にゃんしー

かれこれ30年ぶりぐらいの再読だと思うと感慨深い。決して同じようには読めなかったと思うのだけど、でもきっと同じぐらい楽しかった、と思う。子どもは思うほど子どもじゃないし、大人は思うほど大人じゃないのだね。「誰に対して書くか」ということを教える以上に見せてくれる作品だった。それと巻末の解説がよかった。書かれていない空白が豊かな作品はきっと良作だし、そんな部分を読み込むことこそ読書の喜びなのかもしれない。

2019/04/22

ヒノキ

おもしろかった。 児童側の気持ちも作家側の気持ちも、先生側の気持ちも全部描いてる。全てに感情移入ができる作品。 今回の文化祭はクラスの子達にとって素晴らしい思い出になるし、今後の自信にも繋がるだろう。それにしてもあんなにしっかりした児童、私の頃にもいたかなぁ。いたんだろうなぁ。私は幼稚だったなぁ。 たくわ先生の「子供は教師の力で成長するわけじゃない。」には、胸を打たれた。こんな情熱を持って子供たちに指導している先生は今の日本に存在出来ているのだろうか。今の時代は難しいのかもと思ってしまう。

2021/11/30

カニパン

学校でやらされることって こどもからみると興味持てないものが多い 宅和先生は頭の固い頑固な先生とのイメージがあったけど なかなか熱い先生だったんだ まぁそうじゃなきゃ三人もあんなに毎回ズッコケられないですね

2019/09/08

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