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日本語ということば (Little Selectionsあなたのための小さな物語 15)

日本語ということば (Little Selectionsあなたのための小さな物語 15)

日本語ということば (Little Selectionsあなたのための小さな物語 15)

作家
赤木かん子
橋本治
出版社
ポプラ社
発売日
2002-05-01
ISBN
9784591071526
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日本語ということば (Little Selectionsあなたのための小さな物語 15) / 感想・レビュー

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かおりんご

エッセイ。小学生が書いたという読書感想文が読みたくて借りました。どうしても教員目線になっちゃって、この子の文才にただただ驚きました。そして、気づいてあげられなかったことが、悲しくなりました。2年生なのに、甘えることについてこんなにも深く考えているんですね。そして、ゴーシュの話と結びつけているのもすごい。これ、本当に大人の手が入っていないんですかね?ウナギ文も面白かったし、向田邦子さんの話も面白かったし、読めて満足です。

2016/12/17

ochatomo

赤木かん子さん編のアンソロジー第15巻 8編と多く難しめだが、“は”と“が”の違い等興味深かった また中村咲紀さん(小学2年生)1998年全国小・中学校作文コンクール優秀賞「“あまえる”ということについて」はその深さにびっくり! その他、橋本治氏「私の口の中のアイウエオ」、丸谷才一氏「ウナギ文の大研究」、千野栄一氏「『元祖ゴキブリラーメン』考」、鴨下信一氏「会話の名文Ⅱ」、久世光彦氏「私立向田図書館」、寺山修司氏「市街魔術師の肖像」、矢野誠一氏「桂文楽の至福の日日」 2002刊

2020/07/29

ふう

読み友さん皆さんゴーシュの感想文に言及なさっておられますが、どれも珠玉の掌編で、言葉1つ1つが立っている感がすごい。私は宇野信夫より戸板康二が好きだけど、「話にならない」「話になりません」「話にならないよ」のニュアンスの違い、実際の発音の高さ大きさまで論じて話し手の思いを忖度、ぐいぐい惹きつけられる文章だった。ウナギ文は大学で一通り学んで、だからユーモアたっぷりのこのテキストは抱腹絶倒もの、楽しかった。

2016/07/11

えっこ

★★★★…採録の短編集。小学生の咲紀ちゃんの読書感想文だけ読んだ。。。。この話は感想文なんだけど、小学生が真っ直ぐな言葉で頑張る事を考えて、我慢する事ではなく、「甘える」ことの大事さを自分の経験を入れながら綴っています。頑張ってもがいている人に届けたい。久しぶりに素晴らしい、と思える文章に出会えました。

2010/10/24

真壁しの

なんたる名文。最後の「あまえる…」は、子供が書いてるって色眼鏡をはずして読んでほしい。理論的で情感豊かできもちをだいじにした、冷静でやさしい文章。これが優秀では最優秀はどんな至高のテキストだ!wただこれついったのRTでまわってきて読んでる人が多いと思うんだけど、(私もですが)さきちゃんのとこだけ読むのもったいない!言葉を愛する人ならちゃんと楽しめるテキストで構成されてます。小気味いいテキストを日本語すてきの気持ちで纏め上げたこの本、それでもさきちゃんの作文はそのトリをとるにまったく充分。必読ですわ!

2011/05/19

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