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今読めない読みたい本

今読めない読みたい本

今読めない読みたい本

作家
出久根達郎
出版社
ポプラ社
発売日
2003-03-01
ISBN
9784591076279
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今読めない読みたい本 / 感想・レビュー

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miri

本についてのエッセイ集。この著者の本を読むといつも、本そのものが好きなんだなと思う。本について語ってくれる、読んだことのない視点や事柄が面白い。かといって、押しつけがましい愛情たっぷりの語り口でもなく、甘さ控えめなもので、一体どんな人なのかと著者に興味が湧く。司馬遼太郎が著作を書き終えた後、資料を整理していたというエピソードは、私もたまりがちな本を整理しなくては!という気にさせられた。

猿田康二

古本屋店主であり、小説家でもある著者が両方の職を生かして掘り出し物の古本を紹介しながらその筆力でその本の感想(書評?)を綴る。紹介された本の中には意外な事実もあったりして、読者を驚かしたり、感動したりする。図書館でふと手にとって借りてきたが、この本こそ私にとって掘り出し物を見つけ出した心持ちであった。特に印象に残ったエピソードは、芥川龍之介の「月光の女」と詩人竹内てるよの自伝「海のオルゴール」。

2018/08/15

asobi

本を読むのは新しい人に出会うのと同じことで、普段なら出会わない人を作者に紹介してもらっている感じだろうか。厳しい境遇を生きぬいた人の推敲の跡がよかった。取り上げてもらうことで読みたい本が読めるようになるといいですね。

2015/01/04

ペンギンに気をつけろ

★★★★Rカ△ 竹内てるよ 頬 「生まれて名も知らぬ 吾子の頬に 母よ絶望の涙を落とすな その頬は赤く小さく 今はただ一つのはたんきゃう(巴旦杏)にすぎなくとも いつ 人類のための戦いに 燃えないということがあらう ただ自らのよわさといくじなさのために 生まれて何も知らぬ吾子の頬に 母よ 絶望の涙を落とすな」

2014/08/25

T

今のところ、この著者はハズレがない。読後感がいい本しかない。 P75 一筋に思ひしことの数々も われなきあとは ただの消ゆべし

2023/06/09

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