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愛を想う

愛を想う

愛を想う

作家
東直子
木内達朗
出版社
ポプラ社
発売日
2004-09-01
ISBN
9784591082706
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愛を想う / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

愛を想うこと。それだけで胸がたしかなるもので満たされる。朝起きたときも、ハミガキをするときも。料理をしながら、ごはんを食べながら、散歩をしながら…。どんなときにも、そして誰にでも愛を想うことができる。それは、恥ずかしいことではなく、むしろ誇るべきことである。ただ、愛は恋とはちがう。夢だけでは語れないし、想いだけでは保持できない。たしかなる信頼があり、求めるべきぬくもりが、そこにあるから互いに欲し合うのだろう。不思議な感じがする歌画集である。面白いな。愛のうたは、ホラーにもサスペンスにもなるのだから…。

2014/05/24

新地学@児童書病発動中

初めて読んだ東さんの歌集。日常の言葉が使ってあるので、読みやすい。とは言ってもやはり短歌であり、短歌特有のイメージや着想の冴えや、はっとするような視線、心地よい言葉のリズムなど感じられる。タイトルにある「愛」を詠んだものは、繊細な感受性が感じられるものが多くて、気に入った。「手を重ねあうだけで血に旋律がめぐりはじめる ふゆのひなたは」(お気に入りの一つ)。東さんの歌に寄り添うような木内さんの挿画も良かった。

2014/08/25

テトラ

歌人の東直子さんの短歌と木内達郎さんの絵。やさしい雰囲気の歌画集です。高校生の頃に読んで、4年ぶりくらいに再読。お気に入りの短歌を数首書き留めておく。/好き、です。が夜の川にとけてゆく とりあえず春まで生きなさい/空の籠ねらってなげる魂の まだどのくらいあるの時間は/久しぶりのさよならですねゆく街のゆくさきざきで君がゆれてた

2016/02/15

June

愛についての切れ切れの想いの歌と絵がちりばめられた歌画集(2004年)。歌人本人のあとがきの「愛というものが…(中略)わかりませんが、ずっと想い続けるでしょう。愛を想う生き物に生まれたのだから」に強くうなづいてから、何度か歌集を読み返す。はじめわかりづらいように感じた歌もなんとなくだんだんわかるような気がした。好きな歌をコメント欄に。

2014/09/23

nonたん

あとがきにある「愛を想う生き物に生まれたのだから。」というところに共感する。そんな生き物なんだ、オレタチハ!

2014/05/11

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