変身願望 メタモルフォーゼ (SFセレクション 6)
変身願望 メタモルフォーゼ (SFセレクション 6) / 感想・レビュー
くさてる
「変身」がテーマのSFアンソロジー。星新一「空への門」は皮肉が効いて好きな話だけど、なぜこれが選ばれたんだろうと思って解説を読んで驚いた。こ、この話をどうやったらそんな風に解釈できるんだろう……。それ以外では、イアン・マクラウド「我が家のサッカーボール」は海外SFらしい飛んだ発想と抒情性が同居した傑作でした。
2017/10/26
マツユキ
志村貴子さん『ぼくは、おんなのこ』を読みたくて。ある日、男が女に、女は男に変わってしまった世界の物語。すんなり受け入れている主人公が可愛い。菅浩江さん『嘘つきな人魚』は、以前読んだ『永遠の森 惑星博物館』の一編。一冊全部読み返したくなりました。星新一さん『空への門』明るい未来なんですが、主人公…。翻訳小説、クリス・ネビル『宇宙少女アン』かぐや姫みたい。イアン・マクラウド『わが家のサッカーボール』変身が当たり前な世界、最後まで読んだら、楽しそうだけど…。一番のお気に入りは表紙です。
2022/09/13
植田 和昭
このシリーズ読了しました。とても面白かったです。特に面白かったのは、科学者たちの陰謀です。SFのジュブナイル本が廃れて久しいですが、やっぱSFは楽しいです
眠りスナメリ
21世紀に読了。イアン・R・マクラウド「我が家のサッカーボール」が秀逸。
スターライト
星新一「空への門」クリス・ネビル「宇宙少女アン」志村貴子「ぼくは、おんなのこ」(コミック)菅浩江「嘘つきな人魚」マクラウド「わが家のサッカーボール」を収録。星、ネビルの冒頭の2作品がいい。星作品は、単純な成長小説の小品かと思ったら、最後にドンデン返しが待っていて、あっと言わせてくれる痛快作。ネビルは、よくぞこんなマイナーな作家の作品を発掘したなと感心しながら読んだが、とても感動的な結末でセレクトに納得。志村のコミックは、ちょうどいいところで終わってしまい、消化不良気味だった。
2010/11/16
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