SFセレクション (7) (SFセレクション 7)
SFセレクション (7) (SFセレクション 7) / 感想・レビュー
keroppi
劉慈欣「超新星紀元」の解説で、小松左京「お召し」のことが書かれていたので、それが収録されている本書を読んだ。小学生向けに編集されている本だが、現実世界をSFという想像力で批判的に見直す楽しさにあふれている。「お召し」については、突然子供だけの世界になったら、こういう反応するだろうなという感じがした。「超新星紀元」では、子供たちがかなり大人びていたなと思った。他の作品も魅力的で、懐かしい感じもした。
2023/09/02
くさてる
「癒しと再生」がテーマのSFアンソロジー。小松左京「お召し」はやはり素晴らしいんだけど、このテーマに合うかなあ?フレドリック・ブラウン「ヴァヴェリ地球を征服す」も好きな短篇ですがテーマと合うかなあ……。作品は面白かったです。
2017/10/26
植田 和昭
小松左京のお召しが面白かったです。電気がなくなるとどうなるのかという話もいいですね。武器なき世界はよんだことがありました。いよいよこのシリーズもあと一冊で読了だ。
2018/10/28
みー
小松左京氏の「お召し」が目的。この手の話は、昔からあるのであまり真新しさはなかったが、短編という短い中で上手くまとめていると思った。「地球からの手紙」は、小学生が書いたとは!!!なかなか鋭い視点から書かれていて、その感性にと完成度にビックリ!他館より。
2017/06/20
スターライト
井本由紀「地球からの手紙」小松左京「お召し」さねとうあきら「むぎひとつぶ」ボネガット「武器なき世界」ブラウン「ウァヴェリ地球を征服す」を収録。小松、さねとう作品は不気味でブラックな味わいのタッチだが、他は救いのあるエンディングが用意されていて、明るい気持ちになって本シリーズを読む終えることが出来た。集中のベストは「武器なき世界」。いかにもボネガット(ヴォネガットと表記してほしかった)らしい作品で、彼の良心がにじみ出ていて痛快なものになっている。将来をになう少年少女に、こんな作品こそ読んでほしい。
2010/11/16
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