名探偵神津恭介(1)悪魔の口笛 (ポプラポケット文庫 652-1 名探偵神津恭介 1)
名探偵神津恭介(1)悪魔の口笛 (ポプラポケット文庫 652-1 名探偵神津恭介 1) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
1952年作品。何と半世紀後の文庫化。本格の「刺青」や「能面」で有名な神津恭介ものだが、ミステリというより冒険小説。手榴弾や機関銃、ロボットまで登場してくる。アクションの派手さが想像できるし、SFの世界に一歩踏み込んでいる? 二十面相の登場する乱歩の少年探偵よりも、悪者側がまじ怖い。松下という人が作家ではなく、警視庁の課長なのは、世界が違うのかも。
2019/12/19
cogeleau
名探偵神津恭介(かみつ・きょうすけ)がここでも活躍するが、謎解きよりも探偵活劇だった。離島に隠された海賊の秘宝の在りかを示す地図を追い求める謎の怪人Xの一味との抗争。その離島で育った少女は同居する叔母夫婦とともに危機にさらされる。乱歩の少年物に近い味わいがするが、プロットの骨組みや人物設定に甘さがあった。☆
2024/05/17
司
なぜ少年ものになると乱歩も横溝も高木彬光も同じなの?
2019/10/24
のんの
推理小説読んでる割には今まで手を出してなかった神津恭介が探偵のシリーズ。雰囲気は江戸川乱歩作品ぽかった。トリックが斜め上過ぎて、推理小説読んでるというよりはほかの人も書いてるように冒険小説読んでるような感じがした。作者の高木さんが推理小説家デビューするまでのエピソードも面白かった。
2019/09/10
OKA
ポプラ社から出てるものがあるなんて知らなくて、見かけて思わず借りました。推理物じゃなくて冒険物。展開が早いからスラスラ読めます。怪物との対決だとか、財宝探しだとか、そういった物語なので子供は楽しめるんじゃないでしょうか。最初に人は死にますけど。
2017/11/20
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