うさぎぐみとこぐまぐみ (かこさとし・こころのほん 1)
うさぎぐみとこぐまぐみ (かこさとし・こころのほん 1) / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
ちいさいうさぎぐみとおおきいこぐまぐみ。「こぐまごうとうごろつきごりらごろねごきぶりごみくずごりら」「ちびすけうさぎうそつきうさぎうるさいうさぎうんこたれうさぎ」ちょっと過激なよびかけ。ダウン症のこどもが加わり、いたわりやかばうということを表している。あとがきで,福祉は人間の意識や生きる姿勢なのだということを考え直して欲しいと念じて書いたものとのこと。(かこさとし こころのほん1)
2013/09/25
遠い日
かこさとしさんのご冥福をお祈りいたします。しんまち保育園のうさぎ組とこぐま組の毎日の生活を通して、子どもたちの間に自発的に生まれる思いやりや気遣いを、描く。ケンカもコミュニケーションの要素。いじめやからかいのことばも出るけれど、お互いの立場を子どもなりに知るうちに、自然と出てくる気持ち。障がいのある子もみんな同じ。その障がいではなく、障がいがもたらす状態を理解し、フォローすることができるようになっていく。自然体で、こんな教育ができる保育園、すてきです。
2018/05/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
しんまちほいくえんのうさぎぐみとこぐまぐみの子どもたちを通して、子どもどうしの付き合い方、接し方を学び考えさせられます。心に悲しみを抱えている子、そっと寄り添える子など育った環境はそれぞれでも、自分を出せる場所をいつでもつくってあげたいです。
2020/07/17
ちー
これはすごい絵本だな…。文章量が多いので、小学校に入ってからのほうがよさそう。けれども内容はてんこもりである。うさぎぐみとこぐまぐみ、年少組と年長組なのだけれど、たまに喧嘩をしてしまう。取っ組み合いではうさぎぐみが負けてしまうので、悪口の応酬だ。そしてこぐまぐみに新しく入ってくる男の子は母子家庭の子で、兄はダウン症。乱暴な様子だけれども、本当はやさしい子だということも伝えている。病気を持つ子への思いやり、やさしさ、そういうのを物語の中で伝えている。難しい題材に取り組んでいる絵本だと感じる。
2017/11/24
こどもふみちゃん
54・5・6・7歳向け。 歳以上のお子様には、超お薦め。家で、静かに読んでやりたい絵本。 この、『かこさとし 心の絵本』シリーズはすごい。 この絵本は、保育園にくる先天性代謝異常の子供とどうつきあったらいいのか、絵本がうまーく教えてくれます。私、最後、涙涙で読みました。
2010/08/06
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