おおきくなったらなりたいなあ (かこさとし・こころのほん 5)
おおきくなったらなりたいなあ (かこさとし・こころのほん 5) / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
にこにこ保育園には21人のこどもと3人の先生。やまのやまこ、うみのうみこ、さわださわ。おおきくなったらどんなひとになりたいか。ひろしまひろしは飛行機乗り、おかやまおかこは看護師、あきたあきまさは八百屋さん、おたるたるひとは、動物園の飼育係、みまさかみなこはパン屋さん。いろいろな仕事に。あとがきに、暖衣飽食という言葉があることと、子どもの作品や文集を見て、子供達の素直さと美しさに胸をうたれたとのこと。 (かこさとし こころのほん5)
2013/10/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
将来の夢を持つ、無限の可能性にワクワクしますね。「大きくなったら〇〇になりたい」で終わるのではなく、その夢(お仕事)に就くには何が必要か、まで書いてくれています。どんな大人になるかまでも幅広く描かれている、さすがかこさん!
2021/06/29
うっきー
初版は1983年で、著者紹介のかこさとしさんのカラー写真がとても若いので、ビックリ⤴⤴ 保育所が舞台になっていて、保育所の位置付けに時代背景を感じる本でした。 タイトルからするとハッピーな夢物語に思えたものの、複雑な家庭の子供が、家族について語る所などは、家庭や子育てのあり方に問題を投げ掛けていて、感慨深いものがありました。 また、筆頭のなりたい職業がパイロットだったので、視力が悪くて飛行機乗りになれなかった(兵役を免れた)、かこさんの思いが表れているような気がしました。
2018/03/21
mari
大きくなったらなりたいもの。その理由、それに必要なことについて、子どもたちが語ってくれます。読み聞かせには長いかも。でも、大きくなっても大人になりたくないという子もいたり(その理由もなるほど、反省します)、職業ではなくて、お父さんのようになりたい、など、切り口様々。将来について作文をかくときの参考になるかも。
2015/03/04
yomite
子どもたちの育つ環境はほんとうにそれぞれです。それぞれの環境下でそれぞれの子の「将来、こうなりたい」が素直なことばで語られる。子どもは知識が少ないから他と比べる術を持たない。だから、自分の置かれる環境をそのまままるっと引き受けている。そんなことに気付かされました。読んでよかった。多くの大人に読んでほしいです。
2020/06/03
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