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扉の国のチコ

扉の国のチコ

扉の国のチコ

作家
巖谷國士
中江 嘉男
上野紀子
出版社
ポプラ社
発売日
2006-06-01
ISBN
9784591092828
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扉の国のチコ / 感想・レビュー

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かりさ

黒髪に黒い帽子、時折チラリと赤い裏地が見える黒マントのチコは不思議な目を持っています。風景が二重に見えたり少しぼんやりかすんで見えたり…でも小さな望遠鏡を手にしてから世界が変わりました。望遠鏡を覗くといろんな風景が見え出会いがあります。孤独だったチコはさまざまな体験をしてこれまでにない幸せを感じるのです。それは決してひとりでないということ、見て感じたもうひとつの世界が今の自分と繋がっているということ、それは強さとなって自信を満たすこと。大好きな『スコープ少年の不思議な旅』を思い起こさせる素敵な物語でした。

2017/10/29

スプーン

レクイエム的絵本。目が見える事と、物を見る事は違う。目が見えなくても、物は見えるのだ。

2022/02/05

olide

人と違う見え方がするチコは、望遠鏡で見つけた扉の先、もう一つの世界へ旅をする。 絵本の中の不思議な世界に吸い込まれて、なかなか帰って来られなくなりそうだった。何度読み返しても、私ではこの本を説明することはできなさそうなので、気になった方はぜひ直接読んで欲しい。世界が生き辛いと感じている人も、ちょっとだけ楽になると思う。 瀧口修造という名は中江嘉男・上野紀子さんの展示より知る。どのような方なのか、私もチコと旅をしながら探してみたい。

2014/09/15

いちろく

紹介して頂いた本。人と違う見え方がするチコが、望遠鏡で見つけた扉の先を旅する物語。中江嘉男さんと上野紀子さんのねずみくんシリーズとは異なる世界観。何度読み直してみても、どのように書けばこの世界観の凄さの一端を伝えられるのだろうかと迷う。正直、今の私には早すぎたと思う、大人の絵本。ただ、読了後の感じは悪くない。寧ろ良い。

2015/01/11

小夜風

【図書館】黒地に白の文字が、目に辛くて読むのが大変でした。これは頭痛を誘発します…うう…堪能出来なくて残念。挿絵の上野紀子さんがどこかで聞いた名前だな~と思ったら、「ねずみくんのチョッキ」の方ですよね?絵が全然違うのでビックリしました。雰囲気だけ楽しみました。

2014/06/09

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