チェリ-
チェリ- / 感想・レビュー
さおり
祝900冊目は、図書館本にて初めましての野中ともそさん。ずいぶん前から「読みたい」に入れてたんだけど、本屋さんでぜんっぜん出会えないので借りてきちゃいました。なぜキリ本にこの本を?というと、今年は初めての作家さんとのステキな出会いが多いので、初めましての方のんを選ぶのが今の私らしいと思ったと言うか。さて、前置きが長かったけど本題に。この本、好きな雰囲気だったんだけど、展開としてはちょっと驚いたなぁ。そういう展開ではないところに落ち着けてくれた方が、私は安心して楽しめたかもって気がしましたよ、うん。
2016/07/18
ゆにこ
モリーとショウタの歳の差がありすぎて、正直抵抗がありました。チェリーパイが猛烈に食べたくなる作品。
2014/04/29
ぶんこ
読むきっかけは忘れてましたので、これがおばあさんと少年の恋物語とは、まったく思わずに読み終わりました。皆さんの感想を読んで、恋物語だと知り驚いています。異性愛というものを感じませんでした。破壊的でだらしない、伯父さんの持ち家をゴミ屋敷とも思える状態にして住んでいるモリー。見かけも魔女のよう。それが鳥、木、カエルなどの生き物と仲良しの、オドオドした優しいお婆さんでした。天才的な料理の腕で、周囲の人を幸せにする、子供のままのお婆さん。 ショウタ君が心惹かれるのがわかります。
2014/07/09
さく
中学生の僕がアメリカで、老婆モリーと過ごした日々。甘酸っぱいチェリーパイが食べたくなる。みんなを喜ばせるのではなく、いちばん喜ばせたい誰かを喜ばせたい、と語るモリーの言葉が胸に響きました。良かったです!!
2015/09/22
ぽぽ
初読みの作家さん。真っ先に思い浮かんだのが、梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』。内容は違うのだけど、澄んだ空気感が似てる。文章や言葉選びが好み。何よりもモリーが羨ましい。その人のために、必要としているものだけを作る信念に唸らされる。生きたいように生きれば幸せになれる気がした。でも無邪気な才能って、妬みや批判を買いやすいんだよね。ただの綺麗話じゃない、人間臭いやり取りも良かった。
2015/03/09
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