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食堂かたつむり

食堂かたつむり

食堂かたつむり

作家
小川糸
出版社
ポプラ社
発売日
2008-01-17
ISBN
9784591100639
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食堂かたつむり / 感想・レビュー

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にいにい

初小川糸さん。食べることの素晴しさ、食で人生も変えられるんだと訴えかけた作品? 風景、空気が綺麗な田舎で、採算を無視して、お客の為だけに料理する。その料理によって、心が洗われる。おいしそうな、暖かそうな、心がこもった「もてなし」。それらが、読者にも真っ直ぐ届く。エルメスやおかんの手紙には、ウルっとさせられた。読んでいてちょっと幸せになる一冊。ただ、声の話やネオコンの絡み、インド人の恋人がこの物語に不可欠だったのかは、疑問が残る。BLのチョコムーンも本編と抽出があって面白い。

2014/03/04

takaC

ふぐパーティーまで(起・承部)は比較的惰性で読んでいたが、急転直下の転・結部は貪るように読んだ。この展開&結末に繋げるための計算尽くの前半なのだとしたらなかなかのテクニシャンですね。ネオコンがどうなっちゃったのかが良くわからないけど。

2010/11/30

mura_ユル活動

狙ったような描写が多いと感じましたが、結局、その人の存在価値があるかどうか、人のためになっているかどうか、そんなことが問われているのだと思います。「食堂かたつむりの料理を食べると恋や願い事が叶う」と。

2012/08/19

ミナコ@灯れ松明の火

突っ込みどころを探し出したらきりがない、ある意味おとぎ話のような物語。きちんと「いただきます」をして、命をきちんと繋いでいくこと。食べるということに対してすっと背筋が伸びるような場面も多々あった。「主人公が愛情を注いだ料理を食べたから幸せになれた」なんて甘いことを現実には信じることはできないけれど、おいしいごはんやごはんを食べる時間が幸せに繋がることは確かにあると思う。さあ、今日は何を食べようかな。

2011/09/02

めだか

スローフードの原点。他人に振舞う食事の姿。御馳走の意味がわかる。

2009/11/03

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