妙なる技の乙女たち
妙なる技の乙女たち / 感想・レビュー
Tadashi_N
軌道エレベータが実現した後の世界で生きている女性たちの話。インドネシアの赤道直下。
2017/11/19
ヤギ郎
太平洋上に浮かぶ島を舞台に、そこで働く女性たちを描いた短編集。この島には宇宙エレベーターがあり、宇宙産業に関わる企業が島でひしめき合っている。同作者『第六大陸』のような、お仕事小説。ロケットを飛ばす人たちや宇宙飛行士だけが、宇宙に関わっている訳じゃない。
2020/02/26
kishikan
2050年の未来の話。設定は赤道直下東南アジアのリンガ島。地球の遠心力を利用し、宇宙に飛び立つ基地がつくられ、一躍リンガ島は様々な企業が集まる宇宙産業都市となった。その都市に働く様々な職業の女性を、章ごとに描く。SFといえばそれでおしまいだが、描かれた女性の一人ひとりの個性が面白い。でもそれだけと言ってしまえばそれだけのオムニバス小説。
2009/05/20
nyanco
タイトル通りに女性たちが大活躍!かと思い、読み始めてみれば序盤は、そうでもない…。2050年になっても、こんなものなのかとガッカリしかけたが、「楽園の島、売ります」では、二人の強かさにワクワク!「あなたに捧げる…」では、第一話の歩のその後の活躍が垣間見え、最終話では地球を飛び出し活躍していく女性たちの姿が!かつて4大卒女子大氷河期にOLだったオバサンとしては明るい未来の提示に胸のすく思い。頑張れ女子!
2009/07/26
橋川桂
「天冥の標」をちょっと中断して、作者の別作品に手を出してみた。軌道エレベータの実現した近未来、その周辺で働く人々の肖像という風な短編集。ひとつだけ「天冥」に通じる名前が出てきたりしつつ、SFというよりSF的背景もありの職業ドラマという感じか。主人公がいいと思ったのは第1章と第2章、SFとして面白かったのは第5章と第7章、かな。
2019/03/05
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