今朝子の晩ごはん (ポプラ文庫 ま 1-1)
今朝子の晩ごはん (ポプラ文庫 ま 1-1) / 感想・レビュー
Tomomi Yazaki
最近は夜ご飯などと水平思考的な言葉が蔓延している。そんな中、晩ごはんと銘打つ本書に手が伸び、中身も見ずに即購買。毎日の晩ごはんを記録し、その時の番組やニュース等に大いなる想像力を働かせ、辛辣かつ温かい?感想を述べる半年間の日記。私の好きなキムタクを悪く言う、辛口な批評もあります。驚くべきことに、食された晩ごはんは五穀米弁当ともっちり豆腐を除いてほぼ毎日違う。つまり、少なくとも半年で180種類以上もの晩ごはんを食べているのです。でも料理への感想は全くなく、私が求めた内容とかけ離れていて、ちょっと残念でした。
2022/02/13
なにょう
アグレッシブ。なんとなく30代後半くらいかなと思ってたら、自分の母親と同じくらいのお年だった。内館牧子さんといい、扇千景さんといい、国谷さんといい、気合いの入った先達たちよ。★「沈みゆくタイタニック」と日本を揶揄されるが、そんな日本の中でも私たちは生き続けなければならない。確かに政治家もどうよと思う顔ぶれだし、ドラマとかの質の低下も著しいし、「伝統」の存続も怪しいものである。でも…昭和に戻りたいとも思わない。リスクも大きい変わりにチャンスも大きい今の方がいいと思う。
2016/10/23
緋莢
恩田陸のエッセイ『土曜日は灰色の馬』で紹介されており、興味を惹かれて手に取りました。2007年1月から6月の著者のブログを書籍化したもので、晩ごはんをその日の タイトルにして、その作り方を書いている日もありますが、観た芝居やTV、気になるニュースについて書いている日が多いです。巻末には「ガラパゴス紀行」が収録されていますが、その後に一緒に行った萩尾望都による「進化論のガラパゴス」というエッセイ漫画が収録されており、さらに楽しめました。ガラパゴスにも、おじさんかおばさんか分からない人が いるようです(笑)
2020/11/01
るぴん
巻末の萩尾望都さんの漫画読みたさと、以前読んだ『吉原手引草』が面白かったので購入。馬に乗ったり、観劇したり、政治に憤ったり、美味しいものを作ったり食べたり。松井さんはパワフルでアクティブで頭のいい方なんだなぁ(^^)1人暮らしなのに、毎日手を抜かずにしっかり料理されている姿勢は見習いたい(ーー;)元々歌舞伎関係の方だから、先日亡くなった勘三郎さんの話題も多く、読むと切なくなった。
2012/12/13
ゆきえ
「今朝」という名前で「晩」ごはんを紹介するのがおもしろいと思った。他人が何をどれだけ食べているのか知るのが好きなので、この方のことは存じ上げないけれど、愉しく読めた。キューピー3分間クッキングを参考につくっていることが多い。へ~、と思った。お惣菜を買う日もあるし。と言っても食事のことはそれほど書かれていないかもしれない。お芝居のことやガラパゴス諸島のことなどが書かれていた。でも面白かった。
2018/05/22
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