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あたしの嫌いな私の声

あたしの嫌いな私の声

あたしの嫌いな私の声

作家
成井豊
出版社
ポプラ社
発売日
2008-07-01
ISBN
9784591103890
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あたしの嫌いな私の声 / 感想・レビュー

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パラオ・スパニッシュフライ

日端コレクション。作家さんのこと、復刊本であったことなど何も知らずジャケ買いした本なので先入観なく読めました。声優界のことを書いた物語かと思ってたら、同じ声を持った人出会ったら自分の声が出なくなり不穏な雰囲気になってすったもんだあるミステリーでした。成井さんという方は劇作家さんなんですね。この作品が劇になったりマンガになっていたとは知りませんでした。成井さんの日端コレクションはまだあるので次も楽しみです。

2022/03/12

演劇集団キャラメルボックスの舞台「嵐になるまで待って」の原作になった作品とのこと。大学時代に「嵐になるまで待って」を観たことがあったので、懐かしくなって読んでみた。最後、暗闇の中で波多野が主人公の名前を呼ぶシーンは、舞台で見た時鳥肌が立ったなあとか色々と思い出しながら。だからだろうか、私は主人公のユーリよりも、主人公を助ける幸吉くんよりも、波多野が好きだったりする。もちろん、波多野のしたことは許されることではないけれど。最期、なぜ波多野は笑ったんだろう。本当はずっと誰かに止めてほしかったのかなあ…。

2014/08/28

アオイトリ

声優志望のユーリが、ある日声を失ってしまう。 声を取り戻すために奔走するストーリー。 超能力というテーマを扱っているけれど、すんなり読めました。 サスペンスの怖さもあり、人間の怖い部分も見える作品。

2011/01/06

かえる

実際に話した言葉に別の意思をのせて相手を思い通りに操る能力をもつ男に主人公は声を出せなくさせられる。主人公は人物の声が嫌いで捨てたいと思ってたが、声を奪われたことで自分の考えを愛する人にうまく伝えられないもどかしさに苛まれる。人はコンプレックスを感じてる部分を捨てようと考えるが、それは間違いだと気付かせくれる物語でした。捨てるではなく打ち勝つべきだと。

2014/02/08

ゆら

題名からは想像していなかった展開に驚いた。波多野さんはなんで一度しか会ったことのないユーリにひどいことをするんだろうって思ってたけど、波多野さんの過去を知ることで納得。超能力のことがバレたら困るから、ですかね。途中、サスペンスのようになったのも面白かったです。

2014/01/14

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