([た]1-1)百合と腹巻 Tanabe Seiko Co (ポプラ文庫 た 1-1 Tanabe Seiko Collection)
([た]1-1)百合と腹巻 Tanabe Seiko Co (ポプラ文庫 た 1-1 Tanabe Seiko Collection)
- 作家
- 出版社
- ポプラ社
- 発売日
- 2008-07-31
- ISBN
- 9784591104330
([た]1-1)百合と腹巻 Tanabe Seiko Co (ポプラ文庫 た 1-1 Tanabe Seiko Collection) / 感想・レビュー
優希
面白かったです。生き生きとしてキラキラ眩しい恋愛が詰まっていました。大阪弁と大阪の町の魅力も詰まっていて、読んでいて楽しかったです。おせいさんの原点とも言える作品『大阪無宿』が読めるのも貴重ですね。不倫が絡まないので、読んでいて気持ち良かったです。もう少し若ければ、こんな恋がしてみたいと思わされました。
2018/05/29
優希
生き生きとしたきらめきを感じる短編集。おせいさんの恋愛小説が好きなのは大阪と大阪の魅力が詰まっているからでしょうね。こんな恋がしたかったと思わせる作品ばかりで面白かったです。
2024/06/14
ちょん
まったく古くない。何故だろう、むしろ新鮮に心に染みてくるお話と大阪弁(河内弁)。大人になったじゃりン子チエのチエちゃんを見ているようでした(笑)女としての本音の根っこの部分はどれだけ時代が経ったとしても変わらないんだな、と。表題作が素敵でした。そして巻末の「小説で恋のレッスンを」って素敵だなぁ✨
2020/03/14
べる
作者は短編を書くときに一番力になるのは、自分にとって魅力のある人物を作ることだと述べる。私もこの小説の中に好きなタイプを見つけられた。母が家出をして心配する美加子。その時出会う竹村と二人でいる間は相手の楽天的な気分が反映してウキウキした気になる。「母と子は一心同体だから自分が決心すれば母親もついてくる」と言って背中を押してくれる。なかなか言葉で愛情表現がない三杉。瀬川くんの積極的なアプローチに嫉妬をしてやっと「一緒に暮そか」と言う。不器用なところがあってもいい。前向きな人、安定と自由を感じられる人がいい。
2021/07/17
sasa-kuma
いつの時代も男と女は不変的。関西弁に馴染みがないのだけど、人の可笑しみが滲み出てよい感じ。恋愛ごとが深刻になりすぎず、ユーモアが漂います。人間って面白いな。
2019/12/10
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