([た]1-2)おそすぎますか? Tanabe Seiko (ポプラ文庫 た 1-2 Tanabe Seiko Collection)
([た]1-2)おそすぎますか? Tanabe Seiko (ポプラ文庫 た 1-2 Tanabe Seiko Collection)
- 作家
- 出版社
- ポプラ社
- 発売日
- 2008-10-03
- ISBN
- 9784591105429
([た]1-2)おそすぎますか? Tanabe Seiko (ポプラ文庫 た 1-2 Tanabe Seiko Collection) / 感想・レビュー
優希
面白かったです。仕事を持つ女性と男性の恋愛模様が描かれた短編集でした。仕事を取るか恋を取るか、それは悩ましいけれど、できれば両方手にしたいというのが働く女性ならではの想いでしょう。心は揺れながらも自らの道を歩む女性と、彼女たちに戸惑う男性の姿が印象的でした。
2018/06/06
天の川
朝ドラをBSで観ていると、その前の再放送の「いもたこなんきん」の方が味があって面白くて、久しぶりにお聖さんの本を読みたくなった。働き始めて生き生きとする妻、その姿に戸惑い、嫉妬し、沽券に関わるとキレる夫を描く短編集。書かれたのは随分前だと思うけれど、今もあるあるかと。お聖さんはそんな状況を糾弾するのではなく、はんなりとした関西弁で「男尊女卑」の社会が「男尊女尊」へと夫婦が知恵を出し合い、折り合いをつけていけるようモデルケースを提示してくれている感じで好き。近いうちにカモカのおっちゃんシリーズを読みたいな。
2022/05/09
優希
悩みが尽きない中で揺れる恋愛模様が面白い短編集でした。仕事を持つ男女の恋愛は戸惑うことも多いのでしょう。仕事も恋も両方手にしたいのが女性の本音なのかもしれません。心揺らぎつつ自らの道を歩む女性たちと彼女たちに戸惑う男性たちの影が印象に残ります。
2024/06/14
sasa-kuma
働く女とその夫のはなし。女性が働くことが普通になったいまの時代。田辺さんは日本がそこへ至るまでの道筋を見てきた方だから(あとがき曰く、男尊女卑から男尊女尊へ)こういう小説が書けるんだなと思った。これから時代が変わっても不変的なものがここにはあると思うな。
2021/02/14
桜もち 太郎
あっと言う間に読めてしまう、女性の仕事と夫婦間の問題。男尊女卑、男卑女尊から男尊女尊につながっていくのを感じさせる短篇集だった。
2014/08/03
感想・レビューをもっと見る