アマゾネスのように (ポプラ文庫 な 1-2)
アマゾネスのように (ポプラ文庫 な 1-2) / 感想・レビュー
ミナコ@灯れ松明の火
中島さんが手術を受けた時から10年以上の時を経て、治療方法は変わってきたかもしれません。けれど、ガンだと言われた本人にしか分からないだろう焦燥感や圧迫感、それに対抗しようとする心構えはどれだけの時を経てもそのまま。病気を書いてはいるけれど闘病記っぽくないところもいいなあ、と思う。合掌。
2011/08/04
春風
全篇を通して自分は強運であり「神に特別に守られている」という確信と、死ぬまでに一冊でも多く書かなければならない、という決意が何度となく語られる特異な乳ガン闘病記。ガンを患っても揺るぐことのないこの確信の源泉と、なぜそれを自分に言い聞かせるように何度も繰り返すのかが、私にとっての作家・栗本薫の謎。
2012/01/22
みーすけ
昔、単行本で読んでいたけど購入。 当時、息子さんはまだ7歳だったのか。「転移」「ガン病棟の・・」とどれも生きる力と有り余るパワーを感じる。なのにと思うと返す返すも残念です。
2011/12/16
kemonoda
中島梓さん(栗本薫さん)の1990年の闘病記(乳癌)。発病当時、梓さんは「ミュージカル・マグノリアの海賊」の稽古中であり、この本を初版で、読んだときはわからなかったけど、今のように芝居(ミュージカル)の裏方で食っている身となって読むと、作・演出・作曲家が癌で手術・入院しながらも舞台を創り続けるというこの手記に「癌との戦い」とは別に意味で思うとこありました。尚、このミュージカルを僕は学生時代に観ていて、シアターアプルのロビーで中島梓さんの姿もお見かけしました。すごいパワーとともに暗雲を感じた記憶があります。
2013/01/18
moe
再読。栗本薫の乳がん闘病記。乳がんで亡くなった友を思い、つい読み返してしまいました。
2019/02/17
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