さよなら下流社会
さよなら下流社会 / 感想・レビュー
Bartleby
下流社会と決めつける「なにか」にさよならするために、それぞれの生き方を楽しんでいる人々が紹介されている本。どの人の話も自分の経験に根付いた言葉で語られているのを感じました。また、自分の好きなことを見つけ、それで生活できている人たちだけでなく、これからの生き方を模索している人たちも紹介されているのも良かったです。こういう多様な価値感とそれを楽しんでいる様子を示してくれることは、ひとつの価値観からちょっとでも自由になるために必要なことに感じました。
2012/07/13
hayate
鈴木謙介と松本哉の対談が面白い。「革命後」の世界という言葉がとても良い響きがする。
2012/01/25
t-1484
こんな生き方も有りだなーと思わせる一冊。ただ、この手のものは一瞬を切り取ってしまうと、当然良い人生に見えるんだけど、総合的に見たときにどういう理解ができるかになってくるような気がする。すでに出版されて3年、継続調査というか、彼らのその後が気になってしまう。
2011/01/04
がくたろう
フィンランドの社会学者 ペッカ・ヒマネンの言葉「今の時代の労働はいわば金曜日みたいなものだ」安楽のために働く。でも、毎日を安楽日のように過ごすことも考える。フィンランド人の言葉というのが驚いた。37歳の哲学者。
2010/11/09
Yumi Kawano
自分なりの生き方を見つけて実践している人を紹介した本。紹介されている人の話を読んで、世間一般でいう『下流』って偶像なんじゃないかと思いました。最後の方で「いろんなところに顔を出してみて、『これはいい』『これはダメ』って思える選択肢を増やしたほうがいい」という松本哉さんの言葉は、ワーカホリック気味の日々から脱却できるヒントのような気がします。
2013/04/18
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