アンの友達 (シリーズ赤毛のアン[図書館版] 7)
アンの友達 (シリーズ赤毛のアン[図書館版] 7) / 感想・レビュー
縄文会議
10篇の短編集。アンはほとんど出てこなくてアヴォンリー周辺に暮らす人々の話。10篇中6篇が独身のオールドミス(本文でそう言っているのであえてそのまま)が想っている男性と結ばれる話だった。作者は本当にそういう話が好きだったのだな、と思いました。残り4篇は子どもと大人との結びつきがキーポイントの話。孤児など孤独な子が幸福になる、というパターンも多い。あれこれ題材を探すのではなく地に足をつけた舞台で自分の好きな話を書き続けた感じで、逆にかっこよくて よいと思います。「ロイド老淑女」と「隔離された家」が好き。
2021/05/30
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