Mure Yoko Selection 猫と女たち (ポプラ文庫 む 1-1 Mure Yoko Selection)
Mure Yoko Selection 猫と女たち (ポプラ文庫 む 1-1 Mure Yoko Selection)
- 作家
- 出版社
- ポプラ社
- 発売日
- 2015-01-02
- ISBN
- 9784591108369
Mure Yoko Selection 猫と女たち (ポプラ文庫 む 1-1 Mure Yoko Selection) / 感想・レビュー
miww
前半は群さんのご近所猫のエッセイ。文章が可愛くて笑える。電車でニヤニヤしながら読んでしまった。猫のお話は癒されますね。野良ちゃんの猫らしい生活がサラッと描かれ、群さんの飼い猫、しいちゃんも登場。後半は個性的で我が道を行く女性を描いた小説。秘書でありおしゃれなスーツを着こなしながら、家ではジャージや弟の服で過ごす姉を弟目線で描いた「ハイヒールで全力疾走」、やり手の妻に黙ってついていく夫目線の「どんどんかせいで」が面白かった。表紙のイラストがかわいい。
2016/04/27
ぶんこ
どの作品も途中から読んだことがあるのに気づく。それでも軽く読めるので最後まで読み通しました。猫・犬エッセイは、小さい頃から小動物を飼ってきた私には、あるある。群さんも同じなんだなぁと感慨深い。元気に女性たちの短編は、不器用で靭くて、なかなかアッパレ。カメヨさんの気概を見習いたいです。
2016/09/04
ペルー
タイトルの「猫」に惹かれて読んでみた。群さんだし。前半は猫のエッセイ。後半は女性主人公の短編集。猫話はほのぼの。女性達はなんだかキリリ(笑)
2018/07/21
ねこまんま
前半は猫エッセイ、後半はいろんな女たちの短編という構成になっています。 セレクションなので、前半の猫エッセイはどっかで読んだことがあるような。 後半の女たちのお話ですが、それぞれ、一癖あって苦手なタイプもいるんだけど、群さんにかかればほんのりとした仕上がりになるのが不思議。 きっと彼女たちの周りの人間が、のほほんとしてるんで、カチンとくる言動にも「ま、いっか・・・」と冷静に淡々と受け止めるからなんでしょうね。 ああ、やっぱりまた猫飼いたいな。 ふわふわの毛玉が懐かしくなってきた。
2016/05/23
hanagon44
前半のエッセイパートはほとんどが他の本で既読。「犬のピーター君」はピーターくんの家族からの冷遇が腹立たしく悲しかった。特に,老いてからは放置(飼い主いわく好きにさせている)で,近所の子どもにおもちゃにされ引っ張りまわされている姿に胸が締め付けられる思いがした。一方で「うずまき猫の行方」では,小さい子が必死で書いたたずね猫のチラシが,広範囲にわたって張り出され必死になって探す家族がいて,2ヵ月後に無事帰還チラシに安堵するという話にほのぼの。それにしても著者の命名は非情。ブタ夫って…きたなマスクって…。
2015/09/02
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