わたしが死について語るなら (未来のおとなへ語る)
わたしが死について語るなら (未来のおとなへ語る) / 感想・レビュー
joyjoy
大河内君の家族宛ての遺書に胸を衝かれた。終わりがないのは怖い。死んだら次の世界?では、いつまでも終わりがないようでやはり怖いから、消えてなくなってしまいたい。でも、でも、心の片隅では大河内君の「また会いましょう」に救われる、というか、待っててねって思ったり、いつか自分も、待ってるねって思うかもしれない、と思う。キュープラー・ロスの本、私の本棚にもある。長らく手にとっていないが、表紙の青い蝶の絵を覚えている。また開いてみたくなる。科学を詠んだ短歌の本を読んだばかり。その叙情、リズムにもたしかに救いを感じる。
2024/05/04
いずとも
ひとりでもすっと立っている。そういう人間はとても魅力的なものです。
2019/08/23
むつの花
戦後半世紀以上にわたって、我々は自身の死の問題を正面から見つめることを避け、「生きる」ことにばかり目を向けてきたのではないか、という著者の問題意識から、本書では著者自身の死に関する思い出や考えが語られていた。
2014/09/15
905
今の社会が切り捨てている生死についての洞察には共感とともに感銘を受ける。でも、このシリーズの対象である中学生ぐらいで、どれほど本書を味わえる子供がいるかな?大人だってどうだ?
2010/11/21
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