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(P[お]1-2)ちなつのハワイ (ポプラ文庫ピュアフル お 1-2)

(P[お]1-2)ちなつのハワイ (ポプラ文庫ピュアフル お 1-2)

(P[お]1-2)ちなつのハワイ (ポプラ文庫ピュアフル お 1-2)

作家
大島真寿美
出版社
ポプラ社
発売日
2010-02-04
ISBN
9784591114155
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(P[お]1-2)ちなつのハワイ (ポプラ文庫ピュアフル お 1-2) / 感想・レビュー

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夢追人009

直木賞作家・大島真寿美さんの一時はお蔵入りになったという曰く付きの児童小説です。本書は書いた後に一度はある出版社から出版を見送られたとの事ですが、子供には難しいのではという判断だったらしいですね。不仲な夫婦と機嫌の悪い兄についてハワイ旅行に来た少女ちなつの物語ですが、途中から日本にいる筈のおばあちゃんが不意に現れて物語はオカルト風に。でも幽霊(生き霊)が出て来るとは言っても全く怖くはなく逆にバラバラになった家族の関係修復に乗り出してくれる心優しい幽霊に魂も癒されましたね。ちなつと家族みんなの未来に幸あれ!

2019/12/30

Shoji

どこにでもある乗り越えなくてはいけない家族のいざこざ。 思春期のイライラ感、受験のピリピリ感、夫と妻の感情のちょっとしたすれ違い。 時には一発触発の危険性をはらんでいる。 そんな家族の再生物語。 ハワイの空気感とってもいい。 すべてを温かく包み込んでくれる包容力がある。 アロハ~、マハロ~と言わせる愛のマナの力なんでしょうね。 ハワイは偉大だ。

2016/02/01

tokotoko

凸凹状態のちなつの家族。夏休みにハワイに家族旅行へ。そこには、いるはずのない管沢のおばあちゃんもいて・・・。ハワイの空気に包まれ、おばあちゃんの力もそっと作用して?凸凹家族に起きていく変化が、とっても気持ちがいい。実はくたびれはてていたお父さん、家族にしがみつくことを生きがいにしていたお母さん、そんな親をずっと見つめながら考え続けていた、ちなつと兄のヨウジ。「大人だから子どもを導かなくちゃ」って思いがちだ。でも、実は大人の自然な素直な姿を、子どもは望んでいるのかな。子どもと一緒に進む大人、になろうかな。

2013/09/15

ひまわり

家族との関係に悩む思春期の物語。

2015/05/09

hasemi

言葉にして伝えるばかりが、全てではないと思うけれど、何も言わなければ、伝わらない事は多いと思う。結局、人の心はそれぞれのもので親子であっても簡単ではない。勿論、親は子供を思ってのこと、というパターンは多いだろうけれど。本当に決めるのは本人。まして、子供には親の気持ちはそう簡単には分からないだろうと思う。親に自分と同じ子供時代があったことさえ物語のようにしか感じなくても不思議ではない。でも、言葉や態度で少しずつ分かり合う事は可能。ちなつの家族が少しずつそうして心を交わしてゆく少し不思議な物語。

2013/02/07

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