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([る]1-3)8・1・3の謎 怪盗ルパン全集シリーズ(3) (ポプラ文庫クラシック る 1-3 怪盗ルパン全集)

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作家
モーリス・ルブラン
南 洋一郎
Maurice Leblanc
池上永一
出版社
ポプラ社
発売日
2009-12-24
ISBN
9784591114988
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([る]1-3)8・1・3の謎 怪盗ルパン全集シリーズ(3) (ポプラ文庫クラシック る 1-3 怪盗ルパン全集) / 感想・レビュー

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夜間飛行

この話はルパンの失敗譚で、あまりにも救いがない部分は南洋一郎が子供向けに改めたそうだ。子供のころ読んだ時には他のルパン物より大人っぽく思えたが、やはり少し難しい所があるようだ。国を動かすほどの秘密とはいかなるものか?冷酷な殺人鬼は何者?など、今読んでも大いに引きこまれる。ルパンの変装にあっと驚かされる趣向も用意されている。カイゼルの訪問がうれしくて子犬のように転げ回ったり、ワルデマール伯の態度に腹を立てて殴りつけようとするなど、ルパンの単純さや茶目っ気がめだつけれど、これも子供向けにしたせいなのだろうか。

2017/01/02

Kouro-hou

読了813冊目。小学校の図書室以来の再読。ルブランの翻案物で、元々次々事件が起こる冒険モノで、第一の殺人(38p)第二(46p)第三(53p)って殺りすぎだよ!その殺害容疑が怪盗紳士ルパンにかかるわけですが、ルパンは殺人はしない!と強固に主張する人がばかもーん!そいつがルパンだ!とにかくよく場面が変わるので集中力の持たない子供でも安心です。終盤の展開が元とはかなり違ってまして、ルパンのイメージを守ってみましたとなってます。でもルパンは南洋一郎先生翻案だったからこそ、子供心に楽しかったのだと再確認しました。

2015/01/30

だいん

小学生のころ夢中で読んだシリーズ。中でも最も好きだったのが、奇巌城と、この813の謎。強くて優しいルパンが、殺人鬼と戦いながら国家を揺るがす秘密の謎を解いていく、スリリングな物語。懐かしく、楽しかった。一緒に買った奇巌城も読もう、楽しみ。

2013/07/23

8番らーめんR

いきなり立て続けに3つの殺人事件。死体の胸にピン止めされた名刺からルパンが犯人と思われたが…。物語は急展開しヨーロッパが戦火になるような文書をめぐって怪人、殺人鬼たちとの対決、二転三転と手に汗握る大活劇となる。ルパン物として最高作だと思う。娘を見守る親心と自分がルパンだと知られてはいけない葛藤がまた泣かせます。ルパンの一人●役にもびっくりだが敵も負けず劣らずルパンの裏をかき暗躍します。精神異常者ばかりの兄弟姉妹という設定は今ではアレだが、ルパンが「げーっ」と驚いた殺人鬼の正体は小学生当時、本当に怖かった。

2022/01/18

ウララ

小学生の時に夢中になって読んだルパンのシリーズ。その中でもこの本が一番印象に残っている。「8・1・3」ってそうだったのか!とすごく驚いたのだが、何十年かぶりに読むと、いがいとあっさり? 『カリオストロの城』とごっちゃになっているのかな? 人がたくさん死ぬし、ちょっと今では差別的な解釈もあって、小学生の私はどう読んだんだろう? 最後のルパンの、乳母や娘に対する思いや、思い通りにならない虚しさのようなことの方が心に残った。

2017/08/09

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