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([い]1-6)四季・布由子 (ポプラ文庫 い 1-6)

([い]1-6)四季・布由子 (ポプラ文庫 い 1-6)

([い]1-6)四季・布由子 (ポプラ文庫 い 1-6)

作家
五木寛之
出版社
ポプラ社
発売日
2010-02-05
ISBN
9784591115442
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([い]1-6)四季・布由子 (ポプラ文庫 い 1-6) / 感想・レビュー

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優希

心の病に苦しんだ布由子が、傷つくことを恐れずに人生を模索していく物語。良く言えばシンデレラストーリー的ですが、実際にはこううまくいくのかと思わされました。きっと繊細でありながらも強い芯を持っているからこそ自分探しができるようになったのでしょうね。

2021/01/21

まんだよつお

シリーズ3作目は、〈燃えるウサギ〉こと四女布由子の物語。享楽的な生き方が魅力であるというイタリア論や、犠牲の上に成り立っているのが文明だという罪深さと美しさの関係論など、興味深い、さすが五木寛之。

2019/01/27

四姉妹の末っ子、布由子。私が一番楽しみにしていた作品です。繊細で鋭い感性の布由子の生き方、考え方が大好き。本書では布由子が「燃えるうさぎ」というペンネームでラジオのパーソナリティとして働くのですが、東京という忙しすぎる世界でやっていけるのかと、ハラハラしました。運転免許を取り、遠出をし、仕事をし、恋愛も経験していきます。その中で、布由子の芯の強さが垣間見えてホッとしました。うつ病という病を隣に抱えながら、ゆっくりと前に進んでゆく姿にとても元気をもらえました。

2010/10/26

バーベナ

布由子が新しい環境に飛び込んで、少しずつ強くなっていく。強いというのは身勝手さではなく、どんな時も自分であるという姿。自分の闘いと他者のそれを切り離して考えていく様子に、もう彼女は大丈夫だと思った。jaguarやチェロキー等、車が好きな方はその面からも面白いのではないかしら?

2023/03/27

ぺかぷ

こんなに次々とチャンスの方から舞い込んできて、スムーズに進んでいける人生ってあるだろうか?とは思ってしまうけれど、あの病弱だった布由子が自分の道を進んでいっていることが嬉しかった。本当な芯の通った大胆な女性であると思う。 セックスは友情に基づくべし。好きなんだけれど価値観がかみあわない。カワモちゃんとの失恋や布由子の恋愛観は理解できたと思う。(自分は友情だけでは物足りずかつ済ますことができない気もするけれど・・。)これを男性が書いているのだから圧巻。五木さんの女性の心情の描き方がとても好きです。

2016/04/10

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