KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

松谷みよ子おはなし集3 (松谷みよ子おはなし集)

松谷みよ子おはなし集3 (松谷みよ子おはなし集)

松谷みよ子おはなし集3 (松谷みよ子おはなし集)

作家
松谷みよ子
宮本忠夫
出版社
ポプラ社
発売日
2010-03-26
ISBN
9784591116388
amazonで購入する

松谷みよ子おはなし集3 (松谷みよ子おはなし集) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

神城冥†

童話って優しいだけじゃないってのがわかる作品ばかり。戦争や貧困、淡く死の香りも漂う。「黒いちょう」は悲しくて泣けてきた。「雪」は綺麗な話なんだけど、深読みすると綿菓子屋のおじいさんは天に召されてしまったのかもしれないな…と思う。

2015/05/16

ヒラP@ehon.gohon

松谷みよ子さんの初期作品集ということで手にとりましたが、太平洋戦争に対する思いを深く感じる作品があった他は、心に響くメルヘンの世界でした。 魔法でじょうろに変えられてしまったお姫様という発想は、西洋の物語が日本的にアレンジされてるように思いました。 「黒いちょう」は、絵本でも読みましたが、親思いの少年の悲劇が現実感をもって浮かび上がりました。

2024/01/16

T.N

明るい印象の一、二巻とは毛色が異なって、『なまこの時計屋』『黒いちょう』『赤ちゃんのおへや』と、「戦争」「貧困」が絡んできた(あとがきを読むと、一見二つの要素を持たないほかの作品も実は戦時中の自己が投影されていることがわかる)。松谷童話の原点となった初期作品集。と聞けば『とかげのぼうや』『スカイの金メダル』は確かにいまひとつ印象に残らなかったぶん、まだ若かったからかなあ、なんて言ってみたりして。『じょうろになったお姫さま』と綿菓子の『雪』が好き。全七編。

2014/04/24

感想・レビューをもっと見る