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([い]1-7)四季・亜紀子 (ポプラ文庫 い 1-7)

([い]1-7)四季・亜紀子 (ポプラ文庫 い 1-7)

([い]1-7)四季・亜紀子 (ポプラ文庫 い 1-7)

作家
五木寛之
出版社
ポプラ社
発売日
2010-03-01
ISBN
9784591116722
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([い]1-7)四季・亜紀子 (ポプラ文庫 い 1-7) / 感想・レビュー

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さと

四本の河の流れは様々で、互いに寄り添い、時に離れ太い流れとなって大河へと注いでいく そんな長い時の流れと人生の営みを見せてもらった気がする。生きた証を残すこと、自分らしい生き方はおそらく私たちすべてがちゃんと知っていることなのだろう。求められることに応えていくうちに 自分の本当の生き方に出合えていった彼女たちが本当にまぶしい。 

2020/08/29

あかは

4冊かけて四人姉妹のそれぞれを書いた本の最後の本。それぞれが自分の生き方を貫いていく姿は自立した女性を描いていると思う。それぞれがそれぞれの道を歩くのを尊重しながら、連絡を取り合いながら助け合う姿はいいな、と素直に思えた。

2013/06/14

まんだよつお

17年間書き継がれた大河ロマン。波留子・奈津子・亜紀子・布由子。四姉妹の名前を冠した四部作は、各巻ごとに完結しながら互いに影響し合い全体として一つの物語を紡いでいく。四人の人生は、源を同じとする四本の川に流れのように、ときに交わり、ときに離れ、ときに急流となって岩を食み、ときにおだやかな流れとなって大地を潤し、たゆたいよどみながら海へと注ぎ込んでいく。その海の名前は、ボスホラテスの海。――今、わたしたちは生きている、そしてこれからも生きていこう……。ぼくもいつの日か、ボスホラテスの紺碧の海を見てみたい。

2020/06/10

わんこ

四季読了大好きなシリーズ何度読んでも五木寛之の色あせない感じと登場人物たちの心の燃えてる感じが大好き。四季シリーズの誰もが歳をとってもきらきらと燃えてる。またこの本のあとがきがすごくすごく良かった。時代が変わっても人間の感情は変わらない。日常が変わっても時代を超えて伝わるものがあるのではないか。もし奈津子のような女性が場ちがいに感じられるとしたら、むしろ時代のほうが病んでいるのではないか。時とともに忘れられている言葉や名前がこの物語には沢山つめこまれている。こんな五木さん感覚が大好き。

2015/12/18

バーベナ

一番謎だった亜紀子が主人公。でもやはり影の主役は布由子のような気がする。四姉妹がお互いを認め合いつつ、それぞれの道ですくっと立って歩いていく。シリーズ完結迄17年という歳月なので、勢いがある時代から、そっと内に籠っていく時代に変わっていく、時の移り変わりも面白かった。ひとりっ子だからか、どうやら姉妹物好きみたい。他にもあったら読みたいなぁ。

2023/03/31

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