プロムナード
プロムナード / 感想・レビュー
らったった
タモリ倶楽部を観ていたら 作家の方から投稿して頂きました。 と紹介されていた方が著者でした(^^) 空耳アワー20年のファンということで 興味が湧きこの本を手に取りました。 きっかけは何処に転がってるか 本当に分からないものです(^^;)この中に収録されている17歳の時に初めて書いた絵本『緑色のうさぎの話』も必見です(*^^*)
2016/06/11
nobby
普段ほとんど読まないエッセイ集を作家コンプのため読了。40前後の日常エピソードに「僕の好きなもの〜映画・本〜」15作品。どれも3〜4ページで描きながら、きっちり話のオチや印象を残すのはサスガ♬「ちょいワル」で少しカッコつけな道尾さんが終始垣間見えるのが面白い!同時に、活字離れや作品へのジャンル分けなどに困惑しながらも、あくまで書きたいことを作品にする決意を目にして嬉しい。そんな中で『十角館の殺人』お気に入りが重なって得意気(笑)そして実は未読の都築道夫作品を近々手に取って、その“渾沌”を是非体感しないと!
2021/08/29
ちはや@灯れ松明の火
それは涼しい風が吹く木漏れ日の散歩道をぷらぷら歩きながら交わす会話のよう。子供の頃見た花火の夢、十円玉のアメンボ、いが栗に混じって落ちてたたわし、メカ音痴の居酒屋のオヤジ、昔好きだった映画や思い出の本、高校時代に書いた初めての絵本…。彼の話にうんうんと頷き、時に吹きながら、自分はこの人のことを殆ど何も知らなかったんだなと改めて思う。どれだけ自分の創り出した作品に魂を注いでいるのかも。うわ、色眼鏡で彼を見ていた自分にちょっと罪悪感。またいつか、別の散歩道を歩きながら君の話を聞かせてほしい。
2010/07/01
sk4
道尾さんのエッセイや、子供の頃に描いた絵本や戯曲、彼の好きな作品の紹介などが収録されている。 なぜ道尾さんの小説は読みやすいのか? なぜ道尾秀介というペンネームなのか? ミステリー作家なのか、それとも違うのか? など、この『プロムナード』には道尾秀介その人そのものが綴られていて、『向日葵〜』のミチオのセカイ、『ラットマン』の音楽、紡がれる『光』、立ちふさがる闇の『仮面』・・・ 私はそのすべてに納得することができました。
2013/08/06
miyumiyu
道尾さんの初エッセイ集。クスッと笑ってしまう箇所も多く、意外にごく普通の人なんだなと思ういっぽうで、繊細で難しい人だなとも(笑)「緑色のうさぎの話」の原画も楽しみにしていたものの1つ。絵は下手くそと書いていたけど、そんなことない。しかしながら、17才であんな絵本描いたとは、道尾さんの感性はやはり独特だ。そして、とにかくあの煌めくような美しい文章に、私は初読から魅了されている。特に初期の作品が好き。今後も、作品によっていろんな顔を見せる道尾さんを楽しみにしたい。
2015/07/20
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