([か]2-3)てのひら怪談 庚寅 (ポプラ文庫 か 2-3)
([か]2-3)てのひら怪談 庚寅 (ポプラ文庫 か 2-3) / 感想・レビュー
半熟タマゴ
1話800字以内の小さな怪談集第三弾。限られた文字数なので凝った文章や設定だとよくわからないまま終わることも。「冥福を祈る」や「未遂」のような身近にありそうな話の方がより怖さを感じられるなと思いました。個人的に一番良かったのは、可愛がっていた猫の生まれかわりのように似ている「タマコ」の話。最後まで読むと思わずまた最初から読み返したくなるオチが見事でした。
2022/07/25
眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
自分にとっての当たりもあればはずれもあり 試みは面白い が、シリーズを全部読みたい!まではいかなかったかな
2010/09/10
ひょろ
「本家の欄間」「傘の墓場」「山神の娘」「八百年」「カーブミラー」「お兄ちゃんの夜」「遅れた死神」「でいだら」「ランデヴー」「炎天」が好み
2017/06/16
Masa Kane
最後の福澤さんの言葉は心に刻んでおこうと思います。誰かに何かを伝えるということは、根本的にどういうことなんだというのを気づかされたので。
2014/09/11
ぶう兵衛
「祈り」「ママ」「故郷の思い出」「視線」「うざね」「ランデヴー」辺りはSSとして名作と言ってもいい。2年分を集めただけあって良作に恵まれた一冊です。とにかく部分的にでも優れた作品の数が多い。なかでも「美醜記」の、”汚穢と月のものとあらゆる体中の汁を、絞り出して、こねくって、塗りこめて描いた”という描写は真に迫るものがあって好きでした。
2014/04/04
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