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乙女の初恋 (文芸)

乙女の初恋 (文芸)

乙女の初恋 (文芸)

作家
折原みと
出版社
ポプラ社
発売日
2010-11-11
ISBN
9784591121252
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乙女の初恋 (文芸) / 感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

自ら咲き誇るのではなく、周りを引き立たせる事を大切にした深緑のスカーフ。つやつやと光る照葉樹の様なそれ。大好きな人を見送って、新たな人を迎え入れるのは『今』だけ。そんな二年生の一年間。大好きな親友達、分かち難い肉親の情。そして、青紫の初恋の君。清冽な星を宿す瞳、穏やかな横顔、少し子供っぽい笑顔、大きな手、広い肩。呼びかける声は甘くて、ケーキよりも顔が綻んで。踊り出したいような気持になる。何もかも、あなたのすることは私を嬉しくさせる。健やかにしなやかに、そして匂い立つように初々しく。乙女は今、花盛りの十七歳

2013/05/22

nyanco

コッテコテの大昔の少女漫画のようなこの乙女たちの園のお話。このコッテコテさが結構ツボで、続編を楽しみにしていました。2年生、17歳の風子の初恋…紫郎が少女時代の淡い初恋相手だったとか、紫郎はその頃からずっと風子を想っていた…とか、椿は恋敵で…と今回も定番のコッテコテさが堪りません。各章に花の名前を使い、花言葉を物語に絡めていく構成は前回と同様、花言葉が乙女の物語を絶妙にサポート。敵キャラの燁子さんの登場シーンが少ないのが寂しい。次は最高学年になる風子さんの成長を楽しみにしています。

2010/12/29

青豆

「乙女の花束」の続編である今作も前作と同様、少女漫画の王道の展開。二年生となり可愛い後輩も出来た主人公は、叔父の工房で出会った少年に惹かれていく。少年を巡って可愛い後輩と争う事になるが、結末は予想通りのハッピーエンド。作中に出てきた近江屋洋菓子店のアップルパイが美味しそうというのが一番印象に残った乙女度ゼロな読後感。

2016/02/14

「乙女の花束」の続編。百合っぽい少女小説が多い中、ばりばりの男女の恋愛ものでした。お祭りのシーンは甘くてにやにやしました← でもでも紫郎が自分の恋心を伝えることを躊躇している理由が理解出来ませんでした。身体が弱いからってそれがどうした……?と思ってしまうのは私が女だからかもしれませんが。大体の展開は予想通りでしたが 「少女小説」なのだからそれでも良いのでしょう。雰囲気は大好きです。あ そうそうイワタコーヒー店に行ってみたくなりました。

2011/08/08

ありんこ

リアリティがなく、まるでおとぎ話のようなお話しで、夢のような時間を過ごすことが出来ました。特に今回は王子さまも現れたし良かったです。 前作を読んでいなくても楽しめると思いますが、先に読んでいると主人公の事が詳しくわかるので、前作を先に読んでからをお勧めします。

2011/05/26

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