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(P[い]3-1)ぎぶそん (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[い]3-1)ぎぶそん (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[い]3-1)ぎぶそん (ポプラ文庫ピュアフル)

作家
伊藤たかみ
出版社
ポプラ社
発売日
2010-11-05
ISBN
9784591121382
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(P[い]3-1)ぎぶそん (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

とにかく内容の全てが懐かしい作品でした。主人公は中2の音楽少年「ガク」でひたすら「ガンズ・アンド・ローゼズ」に心酔しており、親友の「マロ」、幼馴染みの「リリィ」とバンドを組み、そこに同級生でギブソン・フライングVを弾く「かける」を加え、本格的なバンド活動をスタートするコトに。「ガンズ~」と「フライングV」というキーワードを聞いて、コレはもう読まずにはいられなくなる内容でした。大きな感動が押し寄せてくるワケではありませんが、とにかく最初から最後まで‘懐かしさ’でいっぱいな本作は、特別な作品になりそうです。

2016/01/31

takaC

最後がちょっと物足りなかったかな。中2ならこんなもんかとも思ったが、昭和63・64年という時代設定を考慮すると随分ませてるような気もしなくないな。

2016/05/02

ちょこまーぶる

青春って・・・とニヤッとしてしまうような一冊でした。中学2年生の若者の話で、読みながら自分の中学2年の頃を回顧してしまいました。彼らはロックバンドに酔心し、僕は豆坊主でバレーボールを追いかけていました。そして、彼らの方が数倍も大人だなぁ~と感じ、個性や家庭環境が違う彼らがぶつかりながらも音楽という共通点で結ばれて行って、その中での恋の駆け引きを追っていくと、何となく昭和という時代の風を感じてしまいましたね。とにかく、彼らは濃い時間を共にしたのだから、この関係が一生続いてほしいなと思いながら読み終えました。

2020/11/17

can

ずっと積ん読にしてたが、早くに読めばよかった!毒要素が一つもない、100%青春だらけの物語。時代が昭和から平成に変わる頃、4人の中学2年生の男女がバンドを組んで、文化祭で発表する。それだけの物語。それなのにこんなに面白いのは、伊藤先生が「THE中学生」を見事に表現していて読者をキューっと懐かしい気持ちにさせるからだ。バントのリーダーガクとドラムのリリイの交互の視点で話が進むのも面白い。中2男子って、バカだね‼問題児かけるのおじいちゃんが重要な役割。自分の学生時代の楽しかった記憶を振り返りたくなる作品。

2017/03/29

Kazuko Ohta

片仮名に弱い爺ちゃん。ギターの「ギブソン」と「バンド」をごっちゃにして、孫の友達を「ぎぶそん仲間」と呼ぶ。なぜに平仮名(笑)。中2のガク、リリイ、マロは、ガンズ・アンド・ローゼズの曲を演奏したくて、ギターがスゲェ上手いと噂の不良・かけるをバンドに引き入れる。平成風なのに危篤の昭和天皇が出てきます。天皇が死んで文化祭中止になったらイヤやから献血に行こうという単細胞。そのアホさがたまらなくカワイイ。笑った、キュンとした、元気もらった。「なんやねん」がそんなにも便利な大阪弁だったとは。少年よギターと大志を抱け。

2017/09/20

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