(057)城 (百年文庫 57)
(057)城 (百年文庫 57) / 感想・レビュー
モモ
ムシル『ポルトガルの女』ケッテン殿は美しいポルトガルの娘と結婚した。領土をめぐる争いが終わり、ようやく城にもどるも、虫に刺され容態が悪化し弱る。そして人間の化身のような猫の弱った最期。なかなか読みづらい話。A・フランス『ユダヤの大守』不倫の罪で追放されたラミアが赦され18年ぶりにローマにもどる。エルサレムでユダヤの太守をしていたポンティウスと再会し語り合う。この話も難しい。ゲーテ『ノヴェレ』山の古城で逃げ出した虎とライオンをめぐる話。ドイツのからくり屋敷のような城の描写にひかれる。最初の二話が難しかった。
2023/03/05
神太郎
今回はあまり入り込めない作品群だったのだが、どうやら他の方もそうみたいでちょっと安心。個人的には会話でグイグイと読ませてくれたA.フランスのユダヤの大守がおすすめである。本書全体がにかなり抽象的な感じが否めないなかでフランスの作品は会話が小気味良く楽しんで読めた。
2020/01/07
マッキー
全部翻訳文学でちょっと重いというか哲学的で、よくわからない部分も多かった。
2017/02/23
鯖
ムシル「ポルトガルの女」アナトール・フランス「ユダヤの太守」ゲーテの「ノヴェレ」の三篇。どれもとっつきづらかったな。ユダヤの太守のラスト一行はかっけえなとは思った。「イエス?ナザレ人のイエス?覚えがない」
2021/10/31
もだんたいむす
昔の小説はホント堅いですよね。ガジガジと噛みついていかないと、上手に読めないわ。でも、言葉がキラキラしてて綺麗なんだよね。★★★☆☆
2014/01/27
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