わたしが情報について語るなら (未来のおとなへ語る)
わたしが情報について語るなら (未来のおとなへ語る) / 感想・レビュー
Bartleby
セイゴ―さんの本はひとつのキーワードから幅広い話題につながっていく面白さがある反面、情報量が多すぎて追いつけなくなることもよくある(その分知識欲がかきたてられもするけれど)。でもこの本は中学生でもわかる文章で書かれていてひとつずつ自分の中で咀嚼しながら読むことができた。「情報」という視点から見ることで神や国家などの抽象的になりがちな話題も自分とのつながりのあるものとして理解できたと思う。ルル三条(ルール・ロール・ツール)は、いろいろな事象にあてはめて考えてみたくなった。
2012/08/04
けんとまん1007
情報。informationその言葉の成り立ちが新鮮だった。情報の時代と言われて久しいとも思うし、俗に言うところの情報業界に身をおくものとして、いろいろな視点があって、面白かった。何より、中学生向けに書かれているので、とてもわかりやすい。が、奥行きは深い。やはり、自分が今、一番気にしている点にも触れられていた。情報の洪水の中、コピペで知ったつもりになる危険性と、自分の身体で感じ取り学ぶということの違いの大きさだ。ここが、情報を前にした時の感性の違いにもなるだろうと思う。
2014/01/04
おはなし会 芽ぶっく
27年度5年生教科書掲載(参考)
2015/06/19
白義
情報を主題にした「君たちはどういきるか」なのね。情報を世界を形成するもの、したものと捉えて、神話から経済、国家まで話題が広いことこの上ない。そうして世界と情報の関係を並べてから、後半で自分と情報の関係、編集するためのアイディアを語っている。中学生向けに圧縮された松岡正剛入門としても使える。このシリーズは他にもなかなか興味深い人選、面白そうな本が多いみたいだ
2012/04/10
ぱせり
最後にたどりついた「ほんとうにたいせつな情報とは?」に、なんだか勇気がでてきます。自分でも気がつかないでいたけれど、それは、自分のもっとも柔らかい部分のためだったんだ。その線にそって、情報を取捨選択(相変わらず難しい、この本を読んでも難しい)して、情報を編集して(これもやっぱり難しい)、使えるように(これはさらに難しい)しなくては。やっているうちに上手に使いこなせるようになるかもしれないじゃない^^
2011/09/29
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