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わたし、ぜんぜんかわいくない (単行本)

わたし、ぜんぜんかわいくない (単行本)

わたし、ぜんぜんかわいくない (単行本)

作家
クロード・K・デュボア
小川糸
出版社
ポプラ社
発売日
2011-02-08
ISBN
9784591122525
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わたし、ぜんぜんかわいくない (単行本) / 感想・レビュー

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やすらぎ

わたし、ぜんぜんかわいくない…。子どもの頃、集団生活の中で誰しもが感じる心の揺れ動き。それは大人になっても引きずることがある。人と比べ劣っていると感じ、コンプレックスの固まりになってしまう。無邪気に遊んでいるはずの少女が深く悩む姿は切なく苦しい。でも他人事には思えない。いずれ、見た目の可愛さよりも心の綺麗さの方が大切なことだと気づく時が来る。部屋に閉じこもり、鏡の前で自分を見つめる姿は印象的。ステファニーは将来きっと優しく、気持ちに寄り添える大人になるだろう。こんなに繊細な感情を持ち合わせているのだから。

2021/04/11

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

自分の容姿にコンプレックスを持つ女の子のモノローグで物語が進みます。パパの「かわいいよ」っていう言葉は信じられない。だって、自信がないから。クラスのきれいな女の子のことが羨ましくて、憎しみさえ覚えてしまう。「もっときれいに生まれたかった」。だんだん自分が嫌いになる。透明人間になりたい。でも……。ネガティブな思考がぐるぐる回って、自分の気持ちを持て余してしまうことってありますね。「顔には宝物がたくさんかくされている……」という言葉は良かったです。それを見つけられたら自分が好きになれるかも。翻訳は小川糸さん。

2015/05/20

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

女の子だったら、誰でも一度はこんな風に思うかもしれない。「もっと、可愛くなりたい」と。ただ、「可愛い人」というのは、単に容姿が優れているだけだとは限らない。ファッションやメイクのセンスがあったり、お茶目だったり、笑顔が素敵だったり・・・内面が「可愛い人」というのは大変魅力的だと感じるまでには、ステファニーはまだ幼過ぎたかもしれないけど、やさぐれたままにならずに、どうやったら「もっともっとかわいくなれる」か気付けたから、良かった。心が美しいと、自然と外面も可愛くなってくると思うので、どうか心を大切に。

2016/08/18

ぶんこ

なんとも切ない。 絵にも、ボンヤリとした切なさが現れているようでした。 自分に自信が持てなくて、劣等感の塊になっている時って、僻んだり妬んだり、そんな自分が嫌いで、余計落ち込んで。 小さい頃の自分を見るようで、ステファニーちゃんを抱きしめたくなりました。

2014/08/01

seacalf

タイトルと表紙が、ほんとに秀逸。思わず手に取りたくなる。思春期の女の子らしい胸に迫る悩み。その場かぎりの気休めや綺麗事なんかじゃ納得できない切ないもどかしさをどう解決するのか、とても気になって頁をめくった。個人的には胸にぐっときて、ステファニーの晴れ晴れしい笑顔で終わるのだが、同じ悩みをもつ女の子たちはどれだけ納得するのかな。女の子経験がないので、そこだけは評価しにくい。でもやっぱり最後の言葉はとても素敵。このお父さんみたいな人が周りにひとりでもいたら、きっと大丈夫なんだろうな。

2017/04/05

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