(P[ふ]2-2)船に乗れ! I (ポプラ文庫ピュアフル)
(P[ふ]2-2)船に乗れ! I (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
藤谷治は『あの日、マーラーが』に次いで2作目。本書も音楽を扱ったもの。主人公は高校1年生。ただし、後年の回想の形式をとっている。タイトルの意味は未だ不明。恋の場面では思わず胸が熱くなったり、演奏の場面では動悸が速くなって作品世界に引き込まれたり、後年に知ることになったバッハのコラールにしんみりとなったり。いやあ、年甲斐もなくワクワクしながら一気に読んだ。第1巻としてはハッピーエンドだが、2巻以降の展開には不穏な影が落ちる。即刻第2巻に。
2019/06/03
射手座の天使あきちゃん
うへぇ、なにこれ!? 小生意気な主人公に理屈っぽい書き口、ちょっと無理・途中下車かなと思ったけど・・・ 北島先生&南さんとトリオを組んだあたりから惹き込まれて夢中で応援してました でもチェロ演奏も天賦の才、彼女との恋も順調って、絵に描いた書いたような青春音楽・恋愛小説、ちょっと羨ましいぞ!(笑) 続きも読みますよん♪
2011/05/02
巨峰
がつんとくる青春音楽小説。主人公の高校生の男の子の自意識の強さや青い感じがなんとも生々しいんだけど小説の語り口にぴったりすぎる。読みだしたら止まらなくなること必至です。
2020/05/31
ちょこまーぶる
とっても楽しく読んだ一冊でした。高校生になった音楽家一族のチェリストのサトルが高校受験の挫折から始まる音楽青春物語ですが、本人は不本意ながらも進んだ音大に入学してから、様々な音楽仲間や指導者と出会い、今まで独りよがりだったかもしれない音楽生活に楔が撃ち込まれて行く有様を読むにつれて、彼の音楽に対する姿勢が少しずつ変化していく過程にお付き合いできている事がとっても心地よい体験をさせてもらっています。そして、バイオリンの彼女との関係はどうなるのか?で、高校の舞台は僕の御贔屓音大の様です。次巻も楽しみです。
2024/08/09
BlueBerry
このⅠは面白くてラストも爽快。ノダメみたいな感じで楽しめると思います。お勧めです。ただ、爽やかな本が好きだったらⅠだけで止めてⅡ以降は読まないという選択肢もあると思います。もう一度言います。Ⅰはお勧めですよ。
2013/11/26
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