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快晴フライング

快晴フライング

快晴フライング

作家
古内一絵
出版社
ポプラ社
発売日
2011-04-01
ISBN
9784591124178
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快晴フライング / 感想・レビュー

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みっちゃん

読友さん達に教えてもらわなければ、このデビュー作にシャールさんが登場しているなんて、知らずに読みそびれたかも。心から感謝。正直、シャールさんちょっと出てくるだけかな、なんて思ってたけどとんでもなかった。彼女が関わる事でこの物語は若者のスポーツもの、という枠を越えて、人の生きる意味について問いかけるものになっている。自分らしく生きる事の難しさ、時には大切な人を驚かせ悲しませる事になっても、その道を進むしかない。その決意、境地に至るまでの迷いや苦しみ。シリーズの残りでこの頑張り屋さん達にまた会えたら嬉しいな。

2021/05/27

ムーミン

中学生に読んでもらいたい一冊。映画に出来そうなお話、テーマです。

2022/09/21

tetsubun1000mg

古内一絵の本は「アフタヌーンティー」「マカン・マラン」と新しい順に読んでいったのだがこれがデビュー作だった。中学の水泳部員が、主将が突然の事故で亡くなってしまい部の存続の当事者になり、残った部員や新入生も選手として使えそうなのがいないところから始まる。「ウォーターボーイズ」など映画やドラマの基本の設定でどうにもならない部員達が、謎のある同級生の参加をきっかけに大きく動き出す。中盤からおなじみのシャールやジャダが登場して生徒たちの後押しをする。柳田先生も良い味出してる。これがマカン・マランシリーズの原点か!

2021/10/01

みかん🍊

マラン・マカランの最終章を読むにあたってシャールさんが出てくると聞いて予習のつもりで読んでみたがちらっと出てくるくらいかと思ったら思いがけずがっつり出てた、柳田先生は物分かり悪い振りしているだけかと思ったのに、部長がいなくなり主要選手が辞め存続の危機に陥った水泳部、残ったのはロクに泳げなかったり空気の読めないどうしょうもない部員ばかり、幼馴染の死、ジェンダー、家庭の経済事情それぞれの問題を抱えながらなんとか存続のため立て直そうと奔走する彼らにシャールさんが優しく寄り添う。

2019/01/31

ぶんこ

頼りになる部長タケルが交通事故死し、同好会に降格もしくは廃部の危機に直面した龍一。自分の事だけで、他の部員の名前さえ覚えていない自分勝手な龍一に、嫌が応にも部の存続への責任がのしかかります。立場が人を作るといいますが、まさしく龍一が立派に部を立て直します。それに最も尽力したのが、性同一性障害に苦しむ襟香でした。この本を読んで襟香さんのような障害に悩む人の苦しみがよく伝わり、多くの人に読んでもらえば、偏見も少しは減るのではと期待したいです。シャールさんの存在が、悩める繊細な中学生には女神でしょう。

2016/03/11

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