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さようなら、わたしの恋 (単行本)

さようなら、わたしの恋 (単行本)

さようなら、わたしの恋 (単行本)

作家
クロード・K・デュボア
小川糸
出版社
ポプラ社
発売日
2011-06-04
ISBN
9784591124635
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さようなら、わたしの恋 (単行本) / 感想・レビュー

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ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

タイトルと表紙からもわかるが、1ページ目を開いた途端、暗くて物悲しい雰囲気がどんよりとした雲のように漂ってきた。失恋の辛さ、哀しさ、切なさ、やり切れなさ、やるせなさを感じて、ローズはただ泣き濡れて大声で叫んでいたけど、涙もいつかは止まる。そこから、徐々に周りの自然に目を向け、再生していく。「川のせせらぎに耳をすまし、魚たちを見つめ」、「遠くまで泳いで」いるうちに、「そよ風が悲しみをさらって、寂しさを遠くに追いやってくれる」。心というのは良くも悪くも変化していくものだから、そのときどきに身を任せるしかない。

2016/08/18

ぶんこ

失恋したローズのふるえる心。ふと、自分の失恋を思い出そうとしたら、思い出せない。みな片想い。ローズさん、素敵な思い出になりますよ、と言ってあげたい。

2024/11/06

小夜風

【図書館】自分はこんなに泣ける恋をしたことがない…から、失恋してこんなに激しく泣いたこともない…気がする。今から恋したり失恋したりするだろう娘世代に読ませたい。

2014/09/22

雪うさぎ

淡い色調のデッサン画が、失恋の切なさを醸し出している。彼女(ローラ)の表情はぼんやり描かれていて、よくわからない。しかし、これは作者の優しさ。彼女に対するエチケット。泣き濡らしても、傷ついた心に向き合う彼女に芯の強さを感じた。やがて心癒されたとき、次の希望へ飛び立っていく為の翼が生える。その小ささが可愛いかった。きっと女性は皆、翼を持っているんだ。ただそれが見えないし気付かないだけ。折れたり傷つくこともあるだろう。しかし、いつしか時が経てば、また必ず生えてくると信じたい。

2014/07/28

ちーちゃん

小川糸さんの翻訳本、初読み🇧🇪作・絵はクロード・K・デュボア、1960年生まれ、ベルギー在住の女性。優しくて儚げで、ほのぼのとした繊細な絵は、糸さんの世界とすーっと繋がってる気がした☆悲しみの森の奥深く、失恋の悲しみにくれるローズ。重い鉛のような心が少しずつ軽くなっていくお話。中学生でも高校生でも大人でも…傷ついた女の子に寄り添ってくれる絵本です♡

2021/06/05

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