まつるひとびと
まつるひとびと / 感想・レビュー
ぐっち
子供がいるとなかなか劇は見に行けないので、小説で読めてうれしー。祭りをテーマにしたいろんな時代のいろんな地方の話。福岡の炭鉱の山すべりと、婿飛ばしと、祓え相撲と、おんなばしらが好きかな?演劇の人だと思うからか、ビジュアルが目に浮かぶような、毎回違った変な設定でも力技で引きずり込まれるような話で面白かったです。あれ?仮面ライダーの脚本を担当?宇宙キター?日曜の朝見なきゃ~。
2011/11/04
あかつき号
おもしろうて、やがて震える祭りかな。 これもまた、神在り月にふさわしい一作であった。初著者。脚本を書いているだけあって、面白かった。 まつり…真面目に考えていくと怖い。それが分かっている著者。
2014/10/21
しろ
☆7 演劇や漫画原作、最近だったら『仮面ライダーフォーゼ』の脚本を務めた著者が送る、ありそうでない六つの奇祭を舞台にした短編集。マジックリアリズムとまではいかないけれど、ちょっと不思議な奇祭の描写は、さながら演劇を見ているようなシュールなハイテンションだった。青春もの、社会的なもの、ブラックコメディなど、自由な趣向での話ばかりだが、全体を通して今の大切な想い出と未来への鬱屈した今からの脱出を感じる。しつこくない山場と潔い締め方がとても好印象。
2013/04/06
septiembre
架空のお祭りにまつわる短編集。それぞれ個性があってどれも良かった。「山すべり」は少年の心情にきゅんとした。お気に入りは「婿飛ばし」。
2011/09/24
kei♪
劇団新感線の座付作家、仮面ライダーフォーゼのメインライターって事で気になる作家さん。変わったお祭りを題材にした短編集。さくさく読めて面白かった。どれもはっとさせられるような所があった。それぞれが違うカラーで楽しめた。
2012/01/08
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