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いまはむかし

いまはむかし

いまはむかし

作家
安澄加奈
出版社
ポプラ社
発売日
2011-10-14
ISBN
9784591126172
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いまはむかし / 感想・レビュー

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七色一味

読破。『竹取物語』をベースに、異なる解釈のもと書かれた歴史ファンタジー。設定などはとてもおもしろかったんですが、キャラの性格付けや文章的に違和感を感じるところもあり、ちょっと読みづらかったり首を捻るような場面も…。どうしてここで終わらせるのかな、と言う部分もあるし、都合よく話が進み過ぎるきらいがある。つまらない、というわけではない。

2014/02/03

ヒロ@いつも心に太陽を!

「知ってるか?物語には必ず続きがある。語られない真実や、受け継がれゆく思いがある。もちろん『かぐや姫』の物語にも」幼い頃に何度も読んだ竹取物語には本当にこんな続きがあったのかもしれない。月の姫・輝夜と日の皇子・阿生の二人の行く末が気になって読めば読むほど止まらなくなり一気読みで読了。うん、私には面白かった!!!「運命は、自分で決める」彼らの物語の続きをもっと知りたかったけれど、輝夜も阿生も、弥吹も朝香も、自分で道を作ったに違いないと思えるラストだった(*^□^*)

2012/04/14

ゆみねこ

安澄加奈さんのデビュー作。かぐや姫と5つの宝、月に帰って行ったという結末が有名な竹取り物語ですが、これは異聞。争いを避けたい、自分の意思で未来を開きたいという思い。キヨとアキのこれからは読者の想像に任せるということなのでしょうね。若い作家さんの才能を感じました。

2016/08/21

ひめありす@灯れ松明の火

「いまはむかしーーー」とこれから先も何十年も、きっと彼は語り続けるのだろう。若き青年の頃に出会った、少年と少女の事を。なぜ、なよ竹のかぐや姫は求婚を断り続けたのか、どうして五つの宝を欲したのか。そして運命に抗う大切なずる。自分達の行く道を決めた少年と少女。四人で過ごした長く短い日々の事。朗々と胸を張り、人々へ、両親へ、そして幼馴染の少女へと、聞かせるのだろう。声は遠く遙かに澄んで、きっと届くはず。今も、世界のどこかを旅している二人へと。あれは今はもう昔の事。けれどきっとまた、どこかで会えると信じていると。

2012/01/22

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

武官になるのを拒み家出した17歳の弥吹と、彼のことが心配で追いかけてきた幼馴染の朝香。二人が旅の途中で出会ったのは、かぐや姫を守る「月守」だと名乗る二人の少年たちで・・。メチャクチャ私好みでした♪和風王道ファンタジーが好きな人にはこの本オススメです!真っ直ぐなキヨとアキから目が離せませんでした。彼らならどんな苦難も乗り越えられると思います。脇役の翼や樹も脇役にしておくにはもったいないほど存在感がありました。彼らが主人公の物語も読んでみたいです。これがデビュー作とはスゴイ!次回作も楽しみです♪★★★★

2012/02/27

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