猫の形をした幸福 (ポプラ文庫 こ 1-5)
猫の形をした幸福 (ポプラ文庫 こ 1-5) / 感想・レビュー
優希
幸せにあふれているように感じました。国際結婚した夫婦と猫の物語。ありふれた日常でも猫の愛らしさで丸くやわらかいものになるのですね。犬を飼っていたときのことを思い出します。
2021/04/24
miww
互いにバツイチの男女が結婚と同時にアメリカでの生活を始め、兼ねてからの希望の猫を保護施設から迎え入れる。猫中心の物語で猫飼いには、うん、あるある!という情景がふんだんに描かれる。夫婦からたくさんの愛情を注がれ猫は成長し猫もたくさんの幸せを与える。猫はそこにいるだけで人を幸せにしてくれる。最期の別れはやはり号泣、頭ではわかっていてもやはりその時を考えると辛い。その時まで溢れる愛を与えたい。
2014/11/21
KAKAPO
読み始めて思った。これは「著者自身のことを書いたという『愛しの猫プリン』と酷似している話だなぁ~」と。この『猫の形をした幸福』の方はフィクションなのだが、終始、主人公である彩乃の一人称で描かれる世界は回想が加わった日記のようだ。登場人物たちの生い立ちなども物語りに深く絡んでくるわけではなく、小さな起伏があるものの波乱などはない、2匹の猫と暮らす私には、登場人物の心情が分からなくもないが、猫に心を奪われた経験が無い読者には分かりにくい世界かもしれない。そういう意味では誰にも薦められる内容とは言えないかも……
2014/12/22
赤い肉球
小手鞠作者は3冊目。猫を溺愛してる夫婦のお話なので同感しまくり!かと思ったんですが…時系列が行ったり来たりで、イマイチ読みにくかった。猫が逝った後のことがあったかと思えば、亡くなるとこになってみたり。こういう場面はうるうるしてしまうだろうってとこも、冷めて読んじゃいました、私だけかなぁ…、ゴメンナサイ。
2015/09/22
hirune
マキシモを失ったあとのこの夫婦は悲しみや苦しみの反応が全く正反対でした。結婚するまでもそれぞれ色々な問題を経験してきた2人が夫婦として生きていくためにお互い以外に深く愛情をかける存在が必要で、マキシモへの愛情を共有することでこんなに違う男女が家族になっていったし、それ以降も悲しくても2人で生きていけるのがマキシモの遺産なのでしょう。でも…家族であるペットの死は何年経っても痛いです…(/ _ ; )
2014/04/20
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