(P[ん]1-16)寮の七日間 (ポプラ文庫ピュアフル)
(P[ん]1-16)寮の七日間 (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
共通の設定はあるものの、それぞれに違った感触のミステリ4編。学園ものの「三月の転入生」をはじめ、謎解きの意外さに驚かされる。最初に期待した以上におもしろく価値のある短編ばかりで、それぞれ続編・姉妹篇が読みたくなるほどの出来だと思った。404号室の開かずの間という設定だけでこれほど楽しめるヴァリエーションが生まれることにも感心する。
2014/01/17
ひめありす@灯れ松明の火
関東新年オフ会の帰り道から読み始めました。行きが『トーマの心臓』だったので、寮物語を二冊続ける形になりました。元々野村美月がアンソロに書いてるというので思わず手にした一冊。黒野村らしい女学生のどろどろの愛憎劇が楽しかった。谷原さんはブレイクスルー!!という感じのお話。いけいけエアブラシ。マスターしたらきっと楽しいぞ。緑川さんはちょっと被っちゃって残念でした。でも短編ミステリーとしては一番の出来だったのかも。加藤さんはまさかそんな引っ張り方をしてくるとはという斜めの付き方。でも正統で四話揃えても良かったかも
2013/01/29
結衣花
正直、あんまり楽しめなかったです。最初の『聖母の掌底突き』が馴染めなかったことから、読む意欲が半減したのかも。比較的読みやすかったのは、『三月の新入生』と『マジカル・ファミリー・ツアー』。再読することは、無いな…。
2015/04/13
七色一味
読破。これまた想像していたのと違った、アンソロジー。1.寮の名前は「紅桃寮」 2.四〇四号室が「開かずの間」 3.事件発生から解決までが「七日間」。この設定に基いて書かれた「4つの寮の物語」。この基本設定のうち、七日間という、時間、日にちに追われるというサスペンス要素を活かす作品がなかったのが残念。
2013/09/26
tokotoko
きっと憧れの「寮」がタイトルになってるので、予約したのではないかと思うのですが、若さはじける表紙に・・・ちょっとビックリ!けれど、読み始めると、あっという間の4編でした。「紅桃寮」と「404号室」が共通アイテムの4話。落ち着いた文体ながら、謎が発生しては解けて行きます。登場人物はいつもいっぱいいっぱい・・・ホントにね、青春!!です。そして、事件の収束と共に、みんなちょっぴり大人になっていきます。久しぶりの学生生活は、忙しかったけれど・・・楽しかったです!
2014/12/14
感想・レビューをもっと見る