(P[む]1-5)海馬亭通信 (ポプラ文庫ピュアフル む 1-5)
(P[む]1-5)海馬亭通信 (ポプラ文庫ピュアフル む 1-5) / 感想・レビュー
SJW
やまんばの娘 由布が行方不明になった父親を探して人間の街 風早に降りてきて、小学生の千鶴と知り合い、下宿「海馬亭」で世話になることなった。由布の姉への書簡で綴られた書簡体小説。いつもどおり、海馬亭に住む人達との心暖まる話と心安まるファンタジーにゆっくりと浸れる村山さんの作品。最後におまけとして、書き下ろし中編「17年後~眠れる街のオルゴール(前編)」もついている。
2019/04/15
へくとぱすかる
読み終わって、あぁこの作者、作品は信用できるな、と思った。児童文学ながら、近現代の歴史や人々の重みをしっかりと受け止めた文章。そして爽やかな風を思わせる美しい物語。1年の最初に読む本にして、本当に良かったと思いました。
2014/01/03
hirune
八つ当たりで人を傷つける言葉を投げつけても、平手打ち一発で許してもらえるのは子どもの特権だね。そして子どもに傷つくことを言われても許してやるのがオトナの義務だなぁ、というようなことを考えました。しかし、最後の書き下ろしが「前編」ってなんなのだ^^;続きを探してこなきゃ☆
2015/12/12
七色一味
読破。父親を探して山を降りて風早の街にきた女の子が、山に残ったお姉さんに送った3通の手紙と、番外編(前編)の4編を収録した、不思議な風早の街の物語はここから始まったとも言える作品です。対象年齢的に、言葉遣いや言い回しがまどろっこしい感じはするし、冗長と思える部分もあるけれど、手紙ですから(笑)
2013/09/10
財布にジャック
風早の街が舞台とあっては、読まないわけには行かなくなりました。なんとも可愛らしいやまんばのお話で、とっても村山さんらしいです。17年後のお話も良い感じでしたが、後編へ続くみたいで、これは2を読めという罠なんでしょう…ねっ。罠とは分かっていても、やっぱり次巻も続けて読みたいと思います。
2013/09/27
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