([い]2-3)運命が見える女たち (ポプラ文庫 い 2-3)
([い]2-3)運命が見える女たち (ポプラ文庫 い 2-3) / 感想・レビュー
mocha
著作家であり出版社社長でもある著者が、占い師への潜入取材を依頼される。ノンフィクションとあったのでデータや実証事例を盛り込んだルポルタージュかと思ったら、私小説風だった。依頼者の突然の失踪、うまく行かない会社経営…「私」は次第に占いに依存していく。シャーリー・マクレーン路線を狙ったのかな。井形さんは一部の女性から憧れの対象となってる方らしいが、全然知らなかった。占い依存への警鐘とも取れるが、私は占い師に注ぎ込む財力がないからまず心配ないだろう。
2019/05/29
Kazitu
占い、スピリチュアルがテーマです。 私は視えないものが見えたらいいなと思っていたが、伝える人 にとっては、いろいろ大変だということ。 逆に運命を教えて欲しいからといって、いろんな人に聞いて、占い依存になるのも、違うような気もする。 何事も、程々がいいのだろうな。
2020/12/14
ユズル
これ、凄かった!フィクションなのか、ノンフィクションなのか。3人の占い師への潜入取材のつもりが、いつのまにか、その3人の占いに運命を奔走されて、気引き寄せられてく様にぐいぐい、ページを繰るスピードが早くなりました。占いは好きだけど、ハマると本当大変そうですね。
2016/01/17
ハンナ
お借りしたもの。占い師というよりは、完全に霊能力者との対話、潜入取材。深夜の電話鑑定は、超独特なものなのでこんなのもありだなぁ…と思いつつ、作者さんも感受性の高い人のようなので、完全に客観的かと言われると「?」かも。しかし、臨場感はあるかもしれない。自分自身が、こっちの仕事なので考えさせられることもしばしば。それにしても、ポプラ文庫からノンフィクションが出ているとは思わなかったー!
2013/01/25
ココマ
本の帯に「霊能力は本当にあるのか!?」と書かれていて、鋭いレポートを期待したのだが、実際は著者が何年も占い師にはまっていくような内容だった。(自費ではない。)悩みがあってもなくても占い師に電話した、という所などで個人的にひいてしまった。小説ではないので、クライマックスをファンタジックにする必要がない気がする。サワダさんの日記の事が一番この本の中で衝撃的だった。運命はがっちり決まっていて逃げられないのか、サワダさんのところをもう少し掘り下げてほしかった。
2013/01/29
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