鈴の神さま
鈴の神さま / 感想・レビュー
takaC
有さんに紹介してもらって読みました。ファンタジー混じりの人生物語連作短編集。ど真ん中オレ好み。
2014/08/13
紫 綺
この本の前の本は、哀しさで涙した。この本は、嬉しさに涙した。読友さんから教えていただいた、心に宝石のようなお話!!四国の高野町を温かく見守る、見た目が幼児の鈴神様をキーに新旧時代取り混ぜ描くオムニバス。冬弥と沙耶との続編を切に願う。
2013/05/08
七色一味
読破。○日1冊会で話題になっていた本。可愛いくていたずらっこな感じの幼い神さまの姿が目に浮かぶ、優しい物語。神さまって言うんだから、なんか特別な能力でもあるのかと思ったけど、そんな様子もなく、「京」からお菓子を取り寄せるお菓子好きなただの子供にも見える。ほんわかとした物語は、なかなかオススメです。
2014/08/17
あつひめ
気持ちが温かくなる物語。忙しさにかまけてどこかに置き忘れてきてしまったものを気付かせてくれるような物語。他の方の感想のようにおじゃる丸を思い浮かべたくなる愛くるしいふるまいの鈴の神。神社で人は良く手を合わせ願いを胸の中でつぶやくけれど、どれだけの人が八百万の神の存在を信じているだろう。目に見えなくとも、その存在に気付く気付かないでは大きな違いだ。また会えるかのぉ・・・安那の声が寂しさを含んでいて、いつもこの人は会えないまま時が過ぎたのだなぁと思っていただけに、冬弥との再会にはキュンとした。点訳したい1冊。
2013/04/08
優希
なんて可愛い神様なんでしょう。千年以上も幼い子供のままの無邪気な安那と人間との交流に心がほっこりします。神様といってもご利益はなく、ただ一緒に時間を過ごすだけなのですが、安那と過ごした人たちは皆心がほぐれ癒されていくのを感じます。安那と出会った人たちは皆自分の道を見つけて歩き出すのを見ていると、安那は何かの「きっかけ」を与えるのではないかと思います。色々な時代の話ですが、最初と最後の話が繋がってるのがよかったです。冬弥と安那の再会に思わずホロリ。不思議なあたたかさに頬がゆるんじゃいます。続編出て欲しい!
2015/03/12
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