ダイナー (ポプラ文庫)
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ダイナー (ポプラ文庫) / 感想・レビュー
absinthe
殺し屋しか来ない会員制のダイナー。ミスったら死刑かもしれない緊張状態に置かれ続ける普通の女の子。凄い。飴村のグロ小説と徹底したハードボイルドサスペンスにも冒険小説にも見える。楽しめる稀有な本。冒険小説にジャンル分けされているがホラーとしても読めるかも。出てくるのは死んでも友達になりたくない奴らばかりなのに、どこかホロっとさせてくれる。主人公置いてきぼりのエピソードも少なくないが最後まで我を通す主人公に好感。話が終わってしまうのが惜しい作品。読了後、バーガーショップに駆け込む人が続出する本。
2016/11/13
そる
エグくてグロくて読むの辛いんだけどおもしろい!殺し屋たちの生い立ちがキツい。特にキッド。善悪の判断も、人を信じる心も持てないだろう。カナコも一般人かと思いきや悪かった。でも悔やんではいるんだろう。やったことを考えるとこの人の生い立ちもあまりいいものではなかったろうな。こんな異常環境なのになんだかカナコもボンベロも殺し屋たちも優しい。みんな愛されたいのね。ちょっと暖かく、たくましく生き抜く、料理も美味そうでいい話だった。「「悪いけど、あんたは油断がならない。変な武器ばっかり出す悪いドラえもんみたいだもの」」
2020/08/02
ehirano1
「・・・知らなかった。聞いてなかった。思いも寄らなかった。みんな同じことだが、奴らは自分が無知という罪を犯したことを理解していない。無知だからこそ、奴らは地獄の蓋を開けた。・・・・・そんな単純で絶対的な真理を無視して生きてきたんだ、おまえたちは(P316)」には考えさせられました。
2016/01/11
hit4papa
殺し屋専用のダイナー「キャンティーン」で繰り広げられる、奇妙奇天烈な物語です。胃袋がなってしまう素敵な料理と酒。胃袋から酸っぱいものが上がってくる暴力。美と醜が渾然一体となった悪党どもの宴がもようされます。ワケありの殺し屋たちのキレキレぶりが楽しいですね。「キャンティーン」の扉が開たびに、異形異才の殺し屋たちがどーんと現れます。まるでマカロニウエスタンのような手に汗握る展開がたまりません。
2016/08/14
トリオネア
実写化ボンベロが藤原竜也ってな゛ん゛でだよ゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛ん゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛
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